2010年05月30日

日本人の使命と「千年王国」の実現

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シャンバラの中枢センターについて、アリオンは次のように述べている。

「シャンバラの中枢センターでは、個人の動きを監視している。
しかし総ての人という訳では無く、ある程度の精神レベルに達した人達の動きを監視しているのだ。
中枢センターではある程度のレベルに達した人達同志を合わせる工夫をしたりもする」


知花敏彦氏はヒマラヤでの修行で宇宙意識に到達し、3ヶ月間、シャンバラの本部に入る許可を得て、その時の状況をこう述べている。

「シャンバラの本部のあるコーナーには、数十億個のランプが点る部屋があります。
それは、地球上に生存する全ての人間の数だけ、ランプが点っているのです。
その人の意識が高いと、そのランプの明るさが増し、その人の意識が低いとランプが暗いのです。
日本人のコーナーは、残念ながら全体的にはランプは暗かったのです。
その個人のランプが明るくなると、意識の世界では、その個人の指導を強化するのです。
人類には全ての個人に、超意識の世界の指導が行われているのです」

(世紀末を救う意識改革)

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日本人は、陰極まって陽となるのか……。
『日月神示』もアリオンもサイババも、日本人には重要な役割があると主張している。
このままでは、地球のアセンションは保証されたものではなくなってしまうかも知れない。

アリオンは警告する。

「この世界は『負』の力が満ちてしまった。
バランスを崩しているのは知っているだろう?
このままでは2006年〜2013年に起こる惑星単位のシフトに引っ掛かり、我々の知っている『完結してしまった未来』へと突入する事になってしまう。
早急に色々の事を是正して行かなくては間に合わない。
それには沢山の人々の想念をリードする必要がある」


その為には1人1人の自覚が必要だが、反キリストである私も早く世界進出に乗り出さなくてはならない。

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知花氏によると、シャンバラはヒマラヤを本部として、アメリカのボストン郊外、ギザのピラミッドの地下、ボリビアのサマイパタなど、世界に7ヶ所の入口が存在するという。
シャンバラの入口が世界に7ヶ所あるという説は多いが、それらが地球の内核に通じているのかと言えばそうではなく、地下都市としてネットワークを形成しているらしい。
近年、シャンバラに関する本が数多く出版されているが、どこまでが真実か分からないので、私はノータッチとしておく。

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だが、アリオンも似たような話をしている。

「マイ・ミュート・アーテの滞在磁場はシャンバラの作る磁場なのだ。
シャンバラへと続く道は、全部で9ヶ所あるが、その内の2ヶ所は地球外生命体専用の道である。
チベットにある道が地表に近い時には、ある高地の湖に蜃気楼が立つ。
その湖は非常に奇麗な薄青緑で、ほぼ楕円系の形をしている。
その他、南北極の地下、南米の山脈中、サハラ、北米にもあるが、場所はインディアンの聖なる土地とだけ言っておく」


地球外生命体専用の2ヶ所の道は、両極を指しているのだろうか。
では、両極から出入りしているUFOは、イスラエル10支族と関係ないのだろうか……。
シャンバラの事について、これ以上、首を突っ込むのはヤメておこう。
否が応でも、数年後には真実を知る時が来るだろう。

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アリオンも、このように語っている。

「シャンバラの存在は全く人々に気付かれないという訳では無く、知られても場所の確定が出来ない為に、桃源境とか楼閣とか呼ばれて伝説に姿を遺すのみとなったのだ。
しかし、近い未来にシャンバラの存在は多くの人々の識るところとなろう。
これからの地球科学は可視・可触の物質科学の域を超えてゆくからだ。
そうならねばならない。
その為にもシャンバラは教育を続けているのだから」


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アメリカの哲学博士レイモンド・バーナードは、著書『地球空洞説』で次のように述べている。

「地球内部の政府の文明がわれわれより科学的にはるかに高度なものなのは、空飛ぶ円盤を見ればわかることである。
このわれわれよりはるかに古い歴史をもち、はるかに知恵の深い民族はきたるべき核戦争を防ぎ止め、われわれを破滅から救ってくれるかも知れない。
そしてまた地球上の全民族を代表する世界政府を樹立し、すべての核兵器は禁止し、破棄し、地球上の新時代に永久平和の時代を確立するために、われわれの力となってくれるかも知れない」


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この大王が、「再臨のイエス・キリスト」と呼ばれる「カルキ」であろう。
だが、救世主の待望は、一神教の依存精神から生まれたものである。
「天は自ら助くる者を助く」という言葉がある通り、アリオンも「自立」を強調して説いている。
そして、日本人として生まれた使命感を忘れてはならない。

アリオンは、こう言っている。

「今生でこのプロジェクトをあなたがたが遂行するか否かは あなたがた自身の決定なのだ。
もう一度生まれて来て、今生人間として地球救済プロジェクトに参加する事を決めたのは、あなたがた自身の内発する衝動からだ。
5万年待った私アリオンとの出会いも、あなたがたの自由意志で決定されねば何の意味も無いのだ」


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ところで、「5万年待った」とは、どういう意味なのか。
6500年周期を7回繰り返してきた現在、地球は約4万5500歳という計算になる。
アリオンのいう「5万年」と、500年の誤差しかない。
恐らくアリオンは、地球が誕生してからの期間を言っているのだろう。
「千年王国」の実現に向けてシャンバラの力を利用しようとしたのが、反キリストだったヒトラーである。

政治家となったヒトラーに、アガルタ(シャンバラ)の思想を注入したのは、参謀の地政学者カール・ハウスホーファーだったと言われている。
ヒトラーの究極目的は、アガルタの超パワーを手に入れ、アジアとヨーロッパを支配して、世界をユダヤ人の支配から解放し、アーリア人による「千年王国」を実現する事だった。
ナチスはアガルタの秘密を手に入れてUFOを開発し、旧日本軍と共に「千年王国」の雛型を作ったという話がある。
その組織は現在も存続していりらしく、どうやら私の兄弟はそのプロジェクトに関わっているようなのだが、その事は別の機会に述べたい。

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イスラエル10支族にもアーリア人(スキタイ族)の血が入っており、2支族のユダヤ人もアーリア人(ヒッタイト人)と混血している。
従って、ヒトラーの思想を継承する反キリストの私は、シャンバラの超パワーを手に入れなければならない。

だが、私は知っている。
シャンバラが人間の胸の中に実在する事を……。
その事が最も重要なのだ。

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ちなみに、森田健氏は体脱した世界でUFOと遭遇し、次のようなメッセージを受けている。

「地球人はいま、宇宙の一員であることを忘れています。
地球だけが生命のある星だと思っています。そうではありません。
宇宙には生命のある星は無数にあります。
それらはすべて連絡を取り合っています。
今回、あなたは選ばれました。
地球を次元上昇させ、私たちの仲間に加わる役目です」


森田氏は、それを断っている。

「冗談を言ってはいけません。私の心が読めないのですか?
選民意識なら別の人にあげてください。私は私であることで充分なのです。
それが最終的には地球を救うとさえ思っています」

(「ハンドルを手放せ」講談社)
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 17:29| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」の謎

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イエスが所属していたクムラン宗団(ユダヤ教エッセネ派)の教典と言われる『死海文書』には、2人のメシアの登場が予言されている。
その写本の1/4は「イザヤ書」を始めとする『旧約聖書』で、ヘブライ語、アラム語、ギリシア語で記されているが、ユダヤ教にもキリスト教にもそぐわない異端の書とされている。

カトリック教会は、『死海文書』を必死で隠蔽してきた歴史を持つ。
それは、反キリストの牙城であるカトリック教会の基盤を、根底から揺るがす破壊力を持っているからである。
『死海文書』が示す2人のメシアとは、「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」である。

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一説によると、アロンのメシアは「ロスチャイルド家」で、イスラエルのメシアが「天皇家」だが、どちらも単独では「マイナスのメシア」だという。
マイナスのメシアとは、メシアと反対の働きをする事であり、「反キリスト」という意味になる。
ロスチャイルドが世界の金融システムを構築した事を考えれば、彼らは「反キリスト」である。
金権社会は物質文明を発達させたが、それと同時に、この世を破滅に導く諸悪の根源となっているのも事実である。

また、天皇家が日本の史実を封印したことが「岩戸閉め」の1つになったというような事が『日月神示』に示されており、天皇家も「反キリスト」だという見方も出来る。
事実、太平洋戦争の引き金となった、パールハーバー・アタック(真珠湾攻撃)を仕掛けたのも日本であった。

『死海文書』によると、アロンの一派こそが、表のメシアを補佐する「裏のメシア」だという。
アロンはモーゼの兄で、クムラン宗団の祖とも呼ばれる人物である。
イギリスで発祥した近代フリーメーソンの直接的な起源は、中世ヨーロッパのギルドだと言われているが、更に奥がある。

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クムラン宗団の母体であるエッセネ派のルーツが、「ソロモン神殿の建設」や「ピラミッド建設」に関わった超神秘主義宗教「セラピス教団」だと考えられており、これこそが「近代フリーメーソン」のルーツなのだ。
現在、フリーメーソンは、ロスチャイルド家に支配される形にあるが、フリーメーソン奥の院として位置付けされている「島のクラブ」に、日本の天皇がリストアップされている。
それは、「表のメシア」である「イスラエルのメシア」が、天皇家だからだろうか。

王仁三郎も、イスラエルと日本の和合による「ミロクの世(至福千年王国)」の実現を予言している。
終末の日、ロスチャイルド家と天皇家が手を結び、同時にイスラエルと日本が和合することが、イスラエル2支族と10支族の合体であり、聖書で預言されていたその歴史的瞬間に、世界天皇が約束通り再臨し、「至福千年王国」が始まる……。

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確かに、そういう見方も出来るだろう。
だが、天皇を支える賀茂氏(秦氏)のルーツも、アロンの直系のコハテである。
そして、「クムラン宗団」はユダヤ教徒の一派であり、「再臨のダビデ王」をメシアとしている事である。
イエスもダビデ王の血統だったが、「ロスチャイルド家」と 「天皇家」もダビデ王の末裔だと言われている。
実際に、明治天皇はロスチャイルド家の「フォン・エプスタイン」というユダヤ人にソックリだったと言われている。
ロスチャイルド家も天皇家も秦氏も、2支族のユダヤ人なのだ。

だが、天皇陛下がもう1人存在する事を忘れてはならない。
アルザルに隠れているシャンバラ王「カルキ」である。
アルザルは、イスラエル10支族と2支族が和合した統一国家を実現している。
日本の初代天皇がガド族で、釈迦の弟子の弥勒もガド族だった可能性を考えると、歴代のシャンバラ王もガド族だった可能性がある。
もっとも、2支族との混血によって成り立つ12支族の王だと考えられるが……。

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シャンバラ王「カルキ」が、「表のメシア」になる可能性がある。
ノストラダムスは、こう予言している。

「ヨーロッパでは、長く期待してもついに再びあらわれない。
それがアジアにあらわれる。
大いなるヘルメスから生まれて団結するその国。
東洋のすべての国をも超えるだろう」


彼らは、世界の雛型である日本に帰還して、現在の天皇家と合体するのだ。
そして、現在の天皇家が「裏のメシア」として、「表のメシア」を補佐する形になるのではないだろうか。
王仁三郎によると、ミロクの世では、世界は12のブロックに分割して統治されるという。
これは、アルザルの12公国を彷彿させる。

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そして『日月神示』には、「日本はお土が上がる、外国はお土が下がる」と予言されている。
日本列島が沈没している訳ではないのに、列島が隆起するというのだ。
王仁三郎は、「ミロクの世では、富士山の裾野が日本列島の端から端までに達するようになる」と予言している。
日本列島全体が、巨大な富士山になるというのだ。

これは、日本列島に「新エルサレム」が降臨する事を示唆している。
「新エルサレム」のサイズは、長さも幅も高さも1万2000スタディオン(約2220キロ)で、日本列島を呑み込む程の大きさがあるのだ。
そして、2つの天皇家の融合により、「弥勒」が誕生するのだろう。
それを象徴するのが、皇室とロスチャイルド家の紋章「獅子と狛犬(ライオンとユニコーン)」である。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 17:07| Comment(2) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

死神「カルキ」と12神軍の降臨の日

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カルキ軍が軍事的な攻撃を仕掛けてくる事はない。
あくまでも、攻撃を防御する為の武装であり、人々を殺す事はない。
人々を殺しはしないが、額に神の刻印を押されていない人に、死より辛い苦しみを与えるという。
だが、決して物理的な苦しみを与えるという意味ではない。
彼らは聖人君子であり、人間を裁いたり罰を与えたりするとは考えられない。

例えば、プラズマのエネルギーを利用し、世界経済の拠点の電気系統を麻痺させて、経済機能をストップさせるなどの方法が採られるだろう。
カルキ軍は、「9000万頭の飛翔する馬」に乗ってくると予言されている通り、UFOに乗ってやってくる。
それは文字通り、地の底から出てくるが、天から現れるのである。

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飛鳥昭雄氏によると、少なく見積もっても1億人から2億人以上のアルザル人が、UFOに乗って一斉大挙するという。
その時に、UFOによる「空中携挙」も行われると考えられる。
日蓮が予言した「虚空会」である。
カルキ軍がアルザルから一斉大挙するのは、終末の兆しが現れた時である。
14万4000人の選民が、一時的にUFOに乗せられて、別の場所に避難させられるのだ。

アリオンによると、アトランティス(サントリーニ島)の大噴火の時には金星とシャンバラに移されたが、今回は新エルサレム(須弥山)に移される事になると思われる。
というよりも、アトランティスの大噴火の時に次元移動した「主要部」も、この新エルサレムであったと思われる。

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『新約聖書』には、このように予言されている。

「都の城壁には十二の土台があって、それには小羊の十二使徒の十二の名が刻みつけてあった。
……(中略)……
この都は四角い形で長さと幅が同じであった。
天使が物差しで都を測ると、一万二千スタディオンあった。
長さも幅も高さも同じである」

(「黙示録」第21章14-17節)

長さも幅も高さも同じで12の土台があるという事は、これは階段ピラミッドである。
また、一万二千スタディオンを「一四四キュビット」と記されている聖書もあるが、空中携挙される14万4000人と「144」の数字の一致を見せる。

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だが、新エルサレムが降臨するのは、新しい時代が始まってからである。
それが降臨する場所と、「14万4000」の意味については改めて述べるが、空中携挙が起きる時期はいつか……。
2012年12月22日前後が終末の日だとすると、その約5ヶ月前だと考えられる。

つまり、2012年7月22日前後である。
7月17日は祇園祭であり、それはノアの箱船の「救いの日」である。
従って、カルキ軍の一斉大挙は、2012年7月17日だと私は考えている。
その3日後の7月20日には、日本で日食が起きる事が予測されている。
日食は中世ヨーロッパの占星術で、「恐怖の大王」と呼ばれていた。
それは「太陽神の死」を象徴し、ルシファーの復権を暗示すると同時に、太陽神(イエス・キリスト)の復活と再臨を暗示する。

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『新約聖書』には、このように表現されている。

「また、わたしが見ていると、見よ、白い雲が現れて、人の子のような方がその雲の上に座っており、頭には金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持っておられた。
……(中略)……
『鎌を入れて、刈り取ってください。
地上の穀物は実っています』
そこで、雲の上に座っておられる方が、地に鎌を投げると、地上では刈り入れが行われた」

(「ヨハネの黙示録」第14章14-16節)

地上の実った穀物とは、「生命の樹」を上昇した人々を意味し、それが選民となる。
聖書によると、空中携挙されるのは「キリスト教徒」だという。
だが、これは比喩であり、選民に人種や宗教は一切関係ない。
また、空中携挙された者だけが助かる訳ではないので誤解してはならない。

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聖書によると、空中携挙された人々は、「イエス・キリスト」に会うという。
だが、「人の子のような方」と表現されている通り、やはりイエス本人だとは言えないだろう。
その「人のような方」こそ、12軍団率いる「カルキ」である。
但し、彼はイエスと同じ魂を持つ「ソウルメイト」だと言える。
いずれにしても、「キリスト」である事には変わりない。
つまり、カルキ軍は「キリスト軍」なのだ。

「ルシファー軍=シャンバラ軍=カルキ軍=キリスト軍」

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カルキは、この世の悪を一掃する為にやってくるという。
「ヨハネの黙示録」にも、同様の預言がある。

「そこでヨハネは、洗礼を授けてもらおうとして出て来た群衆に言った。
『蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、誰が教えたのか。
……(中略)……
斧は既に木の根元に置かれている。
良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる』」

(「ルカによる福音書」第3章7-9節)

良い実を結ばない木とは、「生命の木」を下降した人々を指す。
ここでは鎌が斧に変わっているが、同じ事である。
ベタな表現をすれば、カルキは鎌で罪人を刈り取って地獄に投げ込む「死神」でもあるのだ。
これは、タロットカードの13番目の「死神」とも深い関係にあるが、詳細は別の機会に述べる。

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と言っても、彼らが殺人を犯すことはない。
「火に投げ込まれる」というのは、5ヶ月の間、苦しめられるという事である。
人を殺す事はないが、霊的には風神雷神である荒ぶる神「スサノオ」である。
また、スサノオは国常立尊と同時に動く。
その場合、天変地異で命を落とす人は少なくないかも知れない。

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だが、アルザルから12軍団を率いて降臨する「カルキ」と、人間界に受肉する「弥勒」は、明らかに同一人物ではない。
メシアは2人存在するというのだろうか……。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 16:44| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地底の「ルシファー軍」と地上の「ルシファー軍」の宿命対決

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「ヨハネの黙示録」に登場する奈落の王「アバドン」は、ヘブライ語で「破壊」「奈落の底」「滅ぼす者 」を意味し、ルシファーと同一視されている。
即ち、「シャンバラ王=ルシファー」である。
但し、ルシファーは人間の似姿をした存在ではない。
シャンバラ王というよりも、「シャンバラの神」という表現が適切であろうか。
獣(反キリスト)は「滅びの子」と呼ばれているが、それはアバドン(ルシファー)が「滅ぼす者」だからである。

イスラエル10支族がアルザルに移住した理由は、そこがルシファー(バアル)の国だったからに他ならない。
イスラエル10支族の帰還……。
厳密に言えば、アルザルにはユダヤ人の2支族もいるので、計12支族が帰還する事になる。
前述の通り、この2支族は原始キリスト教徒だった。

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イエスもルシファーの預言者であり、アルザルのイスラエル12支族は「ルシファー教徒」なのだ。
これが、シャンバラ最後の王「カルキ」率いる「12軍団」の正体である。
彼らは、軍神マルス(アバドン=ルシファー=シヴァ)の兵隊なのだ。
故に、この世を破壊する為に帰ってくるのだ。

その時の光景を、ヨハネは次のように幻視している。

「さて、いなごの姿は、出陣の用意を整えた馬に似て、頭には金の冠に似たものを着け、顔は人間の顔のようであった。
また、髪は女の髪のようで、歯は獅子の歯のようであった。
また、胸には鉄の胸当てのようなものを着け、その羽の音は、多くの馬に引かれて戦場に急ぐ戦車の響きのようであった」

(「ヨハネの黙示録」第9章7-9節)

『カーラチャクラ・タントラ』によると、シャンバラ12神軍は、9000万頭の飛翔する馬、40万頭の像、50万台の戦車に乗って現れるという。
どうやらアルザル人は、完全武装の姿で地上に再臨するらしい。

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「このいなごには、地に住むさそりが持っているような力が与えられた。
いなごは、地や草やどんな青物も、またどんな木も損なってはならないが、ただ、額に神の刻印を押されていない人には害を与えてもよい、と言い渡された。
殺してはいけないが、五ヶ月の間、苦しめることは許されたのである。
いなごが与える苦痛は、さそりが人を刺したときの苦痛のようであった。
この人々は、その期間、死にたいと思っても死ぬことができず、切に死を望んでも、死の方が逃げて行く」

(「ヨハネの黙示録」第9章4-6節)

彼らが戦う相手は、「額に神の刻印を押されていない人」である。
それは、具体的にどのような人々を指すのか。
『カーラチャクラ・タントラ』によると、カルキの軍団が戦う相手は、仏教とヒンドゥー教の敵である「イスラム教徒」だという。

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確かにイスラム教は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を3本柱とする「生命の樹」の左側の柱に位置し、「反キリスト教」と呼べる宗教である。
実際に、フセインも第2のヒトラーと呼ばれる「反キリスト」だったし、聖戦やテロなどを推進するイスラム教は、悪魔的だと言える。
だが、カルキ軍(アルザル人)の真の敵は、イスラム軍ではない。
飛鳥昭雄氏も、これは象徴だと述べている。

では、カルキ軍の敵「額に神の刻印を押されていない人」は、誰を指しているのだろうか。
カルキ軍の地上帰還を阻止するべく、攻撃してくる連中である。
カルキ軍は環境を破壊する事はない。
破壊するのは、現在の間違った社会システムである。
ノストラダムスが予言したように、マルス(カルキ軍)は平和を実現する為に帰ってくる。

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彼らは「地涌菩薩」である。
カルキ軍の敵は、世界一の軍事大国「アメリカ」なのだ。
カルキ軍はシャンバラ(アルザル)で、高度な科学技術を有し、貨幣のない平和な理想郷を実現している。
彼らが地上に帰還すると、現在の社会システムは根本的に改革され、彼ら主導の社会体制が敷かれる事になる。
我々にとっては、まさに救世主であり、有り難い話である。

だが、そうなると困る人間たちがいる。
それは、アメリカの軍産複合体、「シークレット・ガバメント」と呼ばれる影の政府である。
頂点に君臨するのはロックフェラー。
カルキ君と同じく、ルシファーを神として崇拝している連中である。

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「カルキ軍 vs アメリカ軍」、即ち「ルシファー軍 vs ルシファー軍」である。
だが、ロックフェラーが崇めるルシファーは「偽のルシファー」であり、キリスト教の「ヤハウェ」と同じ存在なのだ。

尚、キリスト教の「ヤハウェ」もユダヤ一神教を受け継ぐ「偽のヤハウェ」である。
カルキ軍のルシファーは「真のルシファー」にして、「真のヤハウェ」なのだ。
ややこしい話だが、決して無茶苦茶な暴論を吐いている訳ではない。
これから徐々に明らかにしていく「善悪反転の原理」を理解すれば、自ずと真相を知る事になるだろう。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 16:14| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノストラダムスが予言したアルザル人の帰還

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『旧約聖書』には、アルザルに移住した「イスラエル10支族」の帰還が予言されている。

「見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し、地の果てから呼び集める」
(「エレミア書」第31章8節)

北の国とは、極北を出入り口とする「アルザル」を指す。
地の果てとは、地に果てがない事から世界中を意味するが、預言者イザヤは「東の島々」と表現している。
恐らく、日本を指しているのだろう。

10支族の帰還は、『新約聖書』には次のように預言されている。

「第五の天使がラッパを吹いた。
すると、一つの星が地上に落ちてくるのが見えた。
この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙りが立ち上がり、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。
そして、煙の中から、いなごの群れが地上に出て来た」

(「ヨハネの黙示録」第9章1-3節)

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一つの星が地上に落ちてくるとは、彗星の衝突だろうか。
イエスは十字架に架けられて、ロンギヌスの槍で刺されて絶命した。
ノストラダムスが予言した1999年8月のグランドクロスでは、地球が磔にされた。
ロンギヌスの槍に象徴される彗星が地球に衝突して、地球も滅亡を迎えるのだろうか。

だが、イエスは変身体となって復活した。
地球も変身体となって復活するのだ。
しかし、彗星や巨大隕石の落下が起きれば、流石に復活の余地はないだろう。
恐らく、彗星の異常接近及び、彗星が纏っている小隕石群の落下があると予想される。

飛鳥説によると、底なしの淵に通じる穴の正体は、アルザルに通じる極北のプラズマトンネルで、煙の正体は「ブラックプラズマ」だという。
そして、煙の中から地上に出てくる「あなごの群れ」、いや、「いなごの群れ」の正体は「イスラエル10支族」だとしている。
確かに『旧約聖書』では、イスラエル民族を「いなご」と表現している場面があり、いなごはイスラエル民族の象徴だと言っても良い。

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これを予型とする現象が1999年に起きており、ノストラダムスはそれを予言したという説もある。
ヨセフ(エフライムの父)の「セフ」は「7」を意味し、これがセプテンバー(9月)の語源になったらしく、ノストラダムスがいう「7の月」は、「9月」という意味も含まれているという。

1999年9月30日、西日本各地で、神戸方面明るい火球が落下するのが目撃された。
そして神戸の民家に隕石が落下し、屋根を突き抜けて、部屋に隕石の破片が散らばったという事件を覚えておられるだろうか。
この隕石が「恐怖の大王」にして、堕天使ルシファーの象徴。

ノストラダムスが予言した「恐怖の大王」の正体は、神戸の民家に落下した小隕石だった、と言えば笑い話だが、これは予型であり象徴である。
ヨーロッパ諸国では、イエス・キリストを伝統的に「恐怖の大王」と呼び慣わされているらしく、隕石の落下は「イエス・キリストの再臨」をも暗示する。

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そして、部屋に散らばった砕けた隕石の数は10個。
漢字で書けば「十」であり、十字架のイエスを象徴すると同時に、イスラエル「十」支族を暗示している。
「アンゴルモア」は、ノストラダムスの中世フランスの「アングーモア州」を指しているが、何故、この単語が未来予言に使われたのか……。

アンゴルモア(d'Angolmois)は、「ダン」「アセル」「ナフタリ」「ガド」「ルベン」「マナセ」「イッサカル」「シメオン」「ゼブルン」「エフライム」の、イスラエル10支族の頭文字を繋げた単語になっているというのだ。
だが、「ゼブルン」と「エフライム」の頭文字が見当たらない。
それは、ゼブルンがゼロに類似する「o」で代用され、エフライムは「7」の月で象徴されているからだという。

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更に、兵庫(武器庫)が軍神「マルス」を暗示している。
マルス(火星)は、ユダヤの伝統では「ルシファー」の象徴とされている。
つまり、イスラエル10支族は「ルシファー」の預言者であり、平和の名のもとに地上に帰還するようだ。

法華経によると、「地涌菩薩」は一体ではなく、無数に地から湧き出てくるという。
地涌菩薩の正体は、イスラエル10支族(アルザル人)なのだろうか。
但し、彼らは軍神の部隊であり、武装して地上に帰ってくるという。
何故なら、現在の地球を支配している連中は、アルザル人の帰還を望んでいないからである。
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「カーラチャクラ・タントラ」とシャンバラ王「カルキ」の謎

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地下から涌現する「地涌菩薩」とは、とりもなおさず、シャンバラの帝王「サナト・クマーラ」を暗示している。
古代よりチベットに伝わる地底王国「シャンバラ」は、インドの『ヴィシュヌ・プラーナ』に描かれるシャンバラ島の伝説を継承したものだが、シャンバラについて最も体系的に書かれているのが、仏教の最終経典と呼ばれるチベット密教の『カーラチャクラ・タントラ』である。

『カーラチャクラ・タントラ』は、晩年の釈迦が説いたと言われている。
チベットの聖画「タンカ」では、シャンバラは光り輝く二重の円で描かれている。
外側の円は地球の表面、内側の円が地球の内核、つまり地球内天体「アルザル=シャンバラ」という地球の構造を表しているのだ。

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『カーラチャクラ・タントラ』では、シャンバラは7つの巨大な山に囲まれているとされている。
7つの巨大な山が世界の7大陸を意味しているとすれば、立体的に考えると、シャンバラは地球内部ということになる。
『カーラチャクラ・タントラ』によると、初代シャンバラ王「スチャンドラ」は、釈迦から直接的に教えを受けて感激し、その教えをシャンバラに持ち帰ったという。
その後、スチャンドラの子孫たちが100年ずつシャンバラ王に即位した。
と言っても、これは「予言書」である。

そして、8代目からシャンバラ王は「カルキ」という称号を与えられ、同じように子孫が100年ずつ「カルキ」に即位した。
カルキは25代まで予言されており、最後のカルキを「ラウドラチャクリン」という。
但し、これは預言書であり、飛鳥氏は全て「象徴」だと述べている。

最初のシャンバラ王の歴代数は「7」代。
次のカルキの歴代数は「25」代だが、ゲマトリアの1桁変換で「2+5=7」。
どちらも完全数「7」で、人間の数字「6」ではない。
「6」は獣の数字でもあるが、ロード・マイトレーヤも「6」である。
そして私は、フルネームも生年月日も「6」である。

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「弥勒下生経」によると、弥勒は釈迦の教えを完成させて、人類を救済するという。
こうは考えられないだろうか。
釈迦の教えを受けて感動した「弥勒」が、初代シャンバラ王「スチャンドラ」になった。
そして、弥勒の子孫の「ラウドラチャクリン」が釈迦の教えを完成させて、地上界に下生する……。

歴代のシャンバラ王を象徴とするなら、例えばカルキ王、即ちカルキングだけで計算すると、1代が100年ずつの即位という事は、釈迦の時代から約2500年にあたる現在のカルキが、シャンバラ最後の王「ラウドラチャクリン」という事になる。
それが、「弥勒菩薩の再臨」という訳だ。

そうすると、須弥山はシャンバラに存在する事になる。
また、イエス・キリストは全く関係ない事になる。
その辺りは、どうなのだろうか。
シャンバラには12公国あるという。
それは、「イスラエル12支族」が存在することを示唆している。

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イエスの使徒は、イエスの命令で世界に散らばった10支族の後を追った。
つまり、アルザルに移動した10支族の後を追って、2支族もアルザルに入ったのだ。
そして、シャンバラ最後の王が、12軍団を率いて北の果て(北極)から姿を現すという。

「マタイの福音書」には、次のようなイエスの言葉がある。

「私が父にお願いすれば、父は12軍団以上の天使を今すぐ送って下さるだろう」
(第26章53節)

シャンバラ最後の王「カルキ」とは、イエス・キリストなのか……。
ヒンドゥー教では、この世の終わりに世界を浄化する「救世主カルキ」が、白馬に乗って現れると予言されている。

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これと同じ描写が、『新約聖書』にも登場する。

「私は天が開かれているのを見た。すると、見よ、白い馬が現れた。
それに乗っている方は、『誠実』および『真実』と呼ばれ、正義をもって裁き、また戦われる。
……(中略)……
この方の衣と腿のあたりには『王の王、主の主』という名が記されていた」

(「ヨハネの黙示録」第19章11-16節)

聖書学的に見れば、これは明らかに「イエス・キリスト」を指している。
ここで気になるのが、「天が開かれているのを見た」という記述である。
そして、「白い馬に乗った方」とは、例の「雲に乗った人の子」と対応する。
だとすると、やはり「イエス・キリスト」本人ではない事になる。
それは、弥勒の子孫の最後のカルキ「ラウドラチャクリン」だろうか。
しかし、地球内部から出てくるはずが、天から降臨するという矛盾……。
地球内部から出てきて天から降臨するのだろうか……。

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飛鳥氏は、シャンバラ王が「イエス・キリスト」だと断定しているが、次のように見解している。

「シャンバラ王がイエス・キリストであるからといっても、地球内天体アルザルに常時いるというわけではない。
イエス・キリストを大王として位置づけて、その言葉を預かる人間、すなわち預言者が統治しているのである。
古代イスラエル王国の統治形態は、政治を司る王と祭祀を司る王がいた。
シャンバラを訪れた使徒ヨハネは、このうち祭祀を司る王なのかも知れない」

(「失わるた地底王国シャンバラの謎」学研)

「裏の日本こそが世界の中心であり、同時に世界の中心でもある。
そこは光で覆われた世界で、天皇である天照大神(イエス・キリスト)の影響下にある。
そして、そこを預かるのがイスラエルの預言者なのだ。
釈迦はそこを訪れた後、弟子たちにシャンバラを教え、北の果てに口が開いていると言い残した。
『聖書外典』は、地上から隠された世界をアルザルと名付け、北に向かった失われたイスラエル10支族が隠された世界として記録している。
天照大神は今は神界にあり、足場である地球に再降臨する日を待っている」

(「『竹内文書』と月の先住宇宙人」徳間書店)

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釈迦はイスラエル10支族の「ガド族」の王子だった。
釈迦の弟子の弥勒も、イスラエル10支族の末裔だった可能性は十分ある。
恐らく、アルザルと太陽はプラズマ亜空間で直結していると考えられる。
我々が観測している太陽は、実は地球内天体「アルザル」なのではないだろうか。
弥勒の子孫の「ラウドラチャクリン」は、ルシファー(ミトラ)の分魂を持って、「再臨のイエス・キリスト」として天皇家に誕生する。
これが私の結論である。

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では、サナト・クマーラとは結局何者なのか……。
恐らく、サナト・クマーラこそがルシファーの分魂の本体にして、永遠のシャンバラ王である。
そして、『カーラチャクラ・タントラ』に登場する歴代のシャンバラ王及びカルキは、サナト・クマーラの預言者であり、祭祀の王なのではないだろうか。
シャンバラが霊的世界という事を考えれば、シャンバラ王が「サナト・クマーラ」。

『カーラチャクラ・タントラ』で「シャンバラ王」と呼ばれる歴代の王が、地球内部の物質界「アルザル」の王だと考えられる。
私は、イエス・キリストも「サナト・クマーラ」の受肉として誕生した預言者だったと考えている。
ヴィシュヌの化身の1つ「クリシュナ」の神話は、イエスの生涯を予型していた。
ここでは、「クリシュナ=イエス・キリスト」と仮定しよう。
更に、釈迦もヴィシュヌの10大化身の1つとして数えられているのだ。
そして、ヴィシュヌの最後の化身が「カルキ」である。

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「ヴィシュヌ=サナト・クマーラ」と考えても良いが、ヴィシュヌはシヴァの顔も持っている為、「シヴァ=サナト・クマーラ」と言っても良い。
但し、私から言わせると、ヴィシュヌもシヴァも人格神ではなく、普遍的な宇宙エネルギーを神格化したものである。
従って、厳密に言えば「=」ではなく、サナト・クマーラも受肉して進化を遂げた生命体なのだ。
即ち、ヴィシュヌを「ミトラ」、シヴァを「ルシファー」に置き換えても良いだろう。

話が複雑になったが、そのように考えると、「イエス・キリストの再臨」と「弥勒菩薩の下生」の意味が、自然に繋がってくる。
日本に誕生する世界天皇については別の機会に詳述するが、ここで忘れてはならないのが「イスラエル10支族」の帰還である。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 15:30| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

偽キリストと地涌菩薩の出現の謎

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釈迦はイエスと違って、自分が再臨するとは言っていない。
弟子の「弥勒」が再臨すると予言しているのだ。
イエスは、「私が再び来た時、人々は私だと気付かないだろう」という事を語っている。

何故、気付かないのか。
2000年前のイエスの顔を知っている者はいないからだ。
気付かなくて当然である。
もう1つ、再臨のイエスは名を名乗らないからだろう。
「私は再臨のイエス・キリストです」と名乗れば分かるが、人々が気付かないという事は名乗らないという事である。
逆に、「イエス・キリスト」を名乗る者は偽物だという事である。

「そこでイエスは答えて言われた。
人に惑わされないように気をつけなさい。
多くの者がわたしの名を名乗って現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすだろう」

(「マタイによる福音書」第24章4-5節)

「そのとき、だれかがあなたがたに『見よ、ここにキリストがいる』、また、『あそこにいる』と言っても、それを信じるな。
偽キリストたちや、偽預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。
見よ、あなたがたに前もって言っておく。
だから、人々が『見よ、彼は荒野にいる』と言っても、出て行くな。
また『見よ、部屋の中にいる』と言っても信じるな」

(「マタイによる福音書」第24章23-26節)

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これを文字通りに解釈するなら、正邪の如何は別として、「ロード・マイトレーヤ」も偽キリストという事になる。
また、「イエス・キリスト」を名乗る宗教家は多いが、それらは全て偽物だという事である。
自分で暴露するのも何だが、「ヘンリー・クライスト」を名乗る私も偽キリスト、反キリストである。
そして、人々が「再臨のイエス・キリスト」に気付かない最大の理由は、イエス自身が語っている。

「そのとき、大いなる力と栄光とをもって、人の子が雲に乗って来るのを、人々は見るであろう」
(「ルカによる福音書」第21章27節)

雲とは、筋斗雲かUFOか……。
須弥山に筋斗雲、まさに西遊記の世界である。

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「人の子」は「イエス・キリスト」だと解釈されているが、普通は自分の事を「人の子」とは呼ばない。
イエスも釈迦と同じく、「弥勒」の再臨を予言したのではないだろうか。
前述の通り、私の仮説では、イエスがいう「私」は「ミトラ(MTR)」を指す。
自分と同じ「ミトラの分魂の受肉」である「弥勒(MTR)」の誕生を予言したのであろう。
換言すれば、自分と同じキリスト(救世主)の出現を予言したのである。

今風に言えば、「ソウルメイト」である。
尚、ミトラを、「バアル」「アメン」「ルシファー」に置き換えても差し支えない。
但し、当然ながら、再臨のキリストが「弥勒(マイトレーヤ)」という名前で生まれるとは限らない。

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人々が「再臨のキリスト」を気付かないもう1つの理由は、キリスト教とは無関係な人間として誕生し、「反キリスト」として登場するからだろう。
しかし、人の子が「大いなる力と栄光とをもって雲に乗って来る」というのは、一体どういう事なのか。
兜率天にいる「弥勒」の物理的な再臨を指しているように解釈できるが、「弥勒下生経」によると、弥勒は地上人として生まれてくるはずだ。

イエスは言う。

「ちょうど、稲妻が東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう」
(「マタイによる福音書」第24章27節)

弥勒が、兜率天から人間界に受肉するさまを表現しているのではないだろうか。
そして、「稲妻」はルシファーの象徴である。

「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた」
(「ルカによる福音書」第10章18節)

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弥勒はルシファーの分魂の受肉なのだ。
しかし、もう一点、腑に落ちない箇所がある。

「このイエスは、神が聖なる預言者たちの口を通して、昔から預言しておられた万物更新の時まで、天にとどめておかれねばならなかった」
(「使徒行伝」3章21節)

あたかも、イエス本人が再臨するかのように書かれている。
また、日蓮は「末法の世に地涌菩薩が現れる」と予言した。
これは、釈迦が予言した「弥勒菩薩」と同一のものを指しているはずだが、「地涌菩薩」とは文字通り、地下から涌き出づる菩薩である。

それはまさに、獄から開放されるルシファーを彷彿させる。
天からの降臨にしろ地からの出現にしろ「ルシファー」である事は同じだが、天と地の違いは対照的である。
この謎を説く為には、やはり「シャンバラ王」の正体を暴く必要がありそうだ。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 15:04| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

魔王「イエス・キリスト」と不動明王の再臨の謎

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サナト・クマーラには、「偉大な犠牲」「人類の救世主」という称号がある。
その正体が「イエス・キリスト」であるらしい事は分かったが、サナト・クマーラには「種子」「創始者」「古代のもの」「地球に関連する基礎の中央の基根」などという称号もある通り、太古の昔に金星から降臨してきた者であるはずだ。
だとすれば、年代的に明らかにイエスと一致しない。
だが、イエスは次のように宣言している。

「はっきり言っておく。アブラハムが生まれる前から『わたしはある』」
(「ヨハネによる福音書」第8章58節)

ここで、私もハッキリ言っておく。
記憶はないが、アブラハムが生まれる前から、「わたしもある」。
さて、イエス・キリストが、「サナト・クマーラ」の受肉だった可能性は十分考えられる。
しかし、サナト・クマーラは「ルシファー」だったはずだ。その通り。
「蛇」や「金星」は、ルシファーの象徴であると同時に、イエス・キリストの象徴でもあるのだ。

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では、イエスは魔王なのか。
詳しくは順次解説してくが、答えは「Yes」である。
ところで、イエスがいる「新エルサレム」がエノクの街であるなら、エノクはどこに行ったのだろうか。
オコツトによると、イエスは現在「ψ8」に位置し、ムー人であるエノクは「ψ9〜ψ12」の真実の人間となっている。
つまり、エノクはイエスよりも、もっと高次元の存在となっているのだ。
決して仲間外れにする訳ではないが、ここではエノクを外して考えてみる事にしよう。

「ヨハネの黙示録」によると、「新エルサレム」はイエス・キリストの花嫁として降臨するという。
イエス・キリストは新エルサレムに居る。
そうすると、イエスは「新エルサレム」と共に再臨すると考えるのが自然である。
ここで謎なのが、須弥山の頂上の兜率天にいるという、釈迦の弟子だった「弥勒」である。
「イエスと新エルサレムの再臨」は、「弥勒と須弥山の再臨」に比定できる。
少なくとも、両者は本質的に同じ事を指しているはずなのだが、弥勒とイエスは別人である。

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ヨハネが幻視した、新エルサレムの「太陽のように強く輝く貴人」が、弥勒だと考えられなくもない。
しかし、弥勒は人間として再生するという。
そして、釈迦は死後、どこに行ったのだろうか。
釈迦は、イエスと同じく「ψ8」に位置している。
つまり、太陽のように強く輝く貴人が、「釈迦」とも「弥勒」とも「イエス」とも捉える事が出来るのだ。

アリオンによると、サナト・クマーラの体は強力なオーラによって、炎にしか見えないという。
炎のオーラは、不動明王をも連想させる。
不動明王の梵名は「アチャラ・ナータ(揺るぎなき守護者)」といい、「底哩三昧耶経」では「大王」「諸仏の主」と呼ばれている。
また、大日如来の化身、またはその内証(内心の決意)を表現したものだとされ、一切衆生を力ずくで救うために忿怒の姿をしているとされている。
不動明王が弥勒やイエスと共通するのは、サナト・クマーラを表現したものだからだろう。

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また、不動明王の忿怒の姿は、悪魔の誘惑に打ち勝った釈迦の内証を表したものとも伝えられている。
不動明王は、仁王経の本尊「五大明王」の最高尊で、そのルーツはヒンドゥー教の破壊神「シヴァ」である。
不動明王は、「サナト・クマーラ」であり「魔王尊」であり「ルシファー」なのだ。
不動明王が鬼神で、仁王経の最高尊ということは、本質的に「仁王=不動明王」である。

仁王像が「阿」と「吽」を表現している通り、それは神社の狛犬と同じであり、スフィンクスに起源を持つ。
スフィンクスが「ルシファー」である事は既に説明したが、2体で表されているものの、本質的に「AUM」の三位一体の絶対神を意味する。
と同時に、「わたしはアルファであり、オメガである」と語った、イエス・キリストでもあるのだ。
イエス・キリストの再臨は、「不動明王の再臨」でもあるのだ。
それはまさに、この世の閻魔大王として現れる国常立尊(ルシファー)の復権そのものである。

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尚、「鬼神」の話が出たついでに、王仁三郎の名言を紹介しておこう。

「善人は自分自身を救うのが精一杯だが、悪人は大悔悟すれば大きな働きをする。
仏のような人ではなく、鬼神のような人でなくては、この過渡期に大きな活動力を発揮できない」


何か、ヒントになっただろうか。
アリオンの話では、サナト・クマーラは「シャンバラの帝王」である。
では、その実像に迫ってみよう。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 14:46| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新エルサレムの謎と日蓮が予言した「須弥山」の降臨

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弥勒菩薩は、兜率天で閻浮提(人間界)に下生する時を待っているという。
兜率天とは、須弥山の頂上の天部を指し、そこには七宝の宮殿があるという。
インド人は、ヒマラヤを「須弥山」として崇めているが、弥勒菩薩はヒマラヤの聖者なのだろうか。
だとすれば、やはり、ロード・マイトレーヤが弥勒菩薩なのだろうか。
否、インド人は、ヒマラヤを須弥山に見立てているだけである。

仏教の世界観では、直径120万3450由旬、高さが80万由旬(1由旬=約7km)の円盤状の水輪上に、同じ大きさの金輪が乗っており、金輪の表面上に、山や海などが乗っている。
そして、7つの同心方形の金山(ピラミッド)に囲まれて、中央で虚空に浮いているのが須弥山である。
密教ではこれを、『金剛界曼陀羅』と『胎蔵界曼荼羅』で表している。

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金輪上には8つの回廊状の海があり、内側の7つの海は淡水で、外側が塩水の海となっており、4つの島が浮かんでいる。
須弥山の水上部分は正立方体で、どの辺も長さ8万由旬あり、その下半分に四天王たちが住んでいるという。
そして、水面から1万由旬の高さの所で四周が1万6000由旬張り出し、そこから1万由旬の高さの所には8000由旬の張り出しがある。
更に、1万由旬高い所は4000由旬張り出していて、更に1万由旬の高さに2000由旬張り出している。
この須弥山の構造は、どう考えても「階段ピラミッド」である。

そして、一番上の張り出しに四天王が住み、須弥山の頂上には「三十三天の住居」があり、その中央にインドラ(帝釈天)の都城がある。
その都城は金で建立され、様々な宝石で装飾され、地面は綿のようなもので出来ているという。
まるで、都城が雲の上に浮いているかのようである。
須弥山とはまさに、 「天空の城ラピュタ」なのだ。

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釈迦はシャンバラを説いた。
アルザルにも階段ピラミッドが存在し、ジャングルや大河の存在も確認されているが、山や海は確認されていない。
もし海があったとしても、それは淡水だろうと「Mファイル」に記されているという。
須弥山の場所は、アルザルではないようだ。

インド・ヨーロッパ語で、キャンドル(candle)やシャンデリア(chandelier)はチャンドラ(月)を語源としているが、シャンバラ(chambhala)もチャンドラから派生したのではないだろうか。
いみじくも、初代シャンバラ王の名前を「スチャンドラ」と言い、須弥山の頂上の都城に住む「インドラ」の名前の由来も「月」である。
しかし、月内部に海や島は存在しないはずだ。

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須弥山の都城は金で建立され、様々な宝石で装飾されているというが、「ヨハネの黙示録」でも、「新エルサレム」の都市はガラスに似た純金で、城壁の土台はあらゆる種類の宝石で飾られていると記されている。
「須弥山」と「新エルサレム」は、同一のものと考えて良いだろう。

「ヨハネの黙示録」には、新エルサレムについて次のように記されている。

「その都は太陽や月が照らす必要がない。
神の栄光がそれを明るくし、その灯は子羊だからである。
その門は1日中閉ざされることはない。そこには夜がないからである」

(第21章23〜25節)

アルザルは大気プラズマによって常に光り輝く世界で、月内部も人工プラズマの照明で常時明るい状態だが、須弥山の場所がどちらでもないとすれば、やはり太陽なのか。

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聖書外典の「パウロ書」「バルク書」「エノク書」にも、「新エルサレム」らしき記述がある。
長くなるのでストーリーは省略するが、エノクやバルクは「第一の天から第七の天」までを、飛ぶ鳥のように旅行している。
これは、「法華経」の須弥山の九山八海の外洋を除いた「七山七海(仏教の七金山)」と符合する。
また、「ヨハネの黙示録」の「七つの黄金の燭台」と「七つの星」にも符合する。

そして、ヨハネはこのようなビジョンを視ている。

「七つの黄金の燭台の中央に、長い衣をまとった白髪で牙のある貴人が七つの星を持って立っていて、その貴人は強く輝く太陽のようだった」

言うまでもなく、強く輝く太陽のような貴人は「イエス・キリスト」を指しているが、その姿はまさに、「サナト・クマーラ」である。
サナト・クマーラは、「金星の王子」と呼ばれた「シャンバラの帝王」である。
須弥山は、金星にあるのだろうか。
須弥山は元々、エノクが地球上で築いた街である。
それが飛翔して、月や金星に行った事があってもおかしくはない。
だが、エノクが昇天して向かった先は、炎が渦巻くケルビムの世界(太陽)である。

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また、新エルサレムの光源である「子羊」はイエス・キリストの象徴。
イエスは、「わたしは世の光である」と名乗っている。
だが、いくら強力なオーラを発していたとしても、実際にイエスが世界を照らす光源とは考えられない。
これは、比喩であり、象徴である。
イエスは太陽神の受肉であり、「世の光」とは太陽を意味する。
それ故、イエスを指す「貴人」も「太陽のような」という表現がされている。

つまり、新エルサレム(須弥山)の光源は、太陽なのだ。
だが、「そこには夜がない」という事は、太陽系の惑星ではない。
また、「その都は太陽や月が照らす必要がない」という事は、天空に太陽や月が見えないと解釈できる。
つまり、新エルサレム(須弥山)の所在地は、太陽そのものなのだ。

太陽なら、超弩級大陸「ナタン」も超弩級大洋「ダーマ」も存在し、都城の材料である金銀も豊富に存在する。
何よりも、階段ピラミッドである須弥山の都城は、雲の上に浮いているのである。
太陽プラズマ大気圏を飛翔する超巨大階段ピラミッドの存在が確認されている今、新エルサレム(須弥山)が太陽上空に存在するのは間違いないだろう。

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釈迦族は「日種」と名乗り、日蓮にも「日」が付いている。
そして両者共に、末法の時代に、アマテラス国家である日本に、救世主が現れることを予言している。
日蓮は『日蓮全集』の中で、次のように述べている。

「最終臨終(この世の終末)を持って御覧ぜよ、妙覚の山に走り登って四方をきっと見るならば、あら面白や、法界寂光土にして、瑠璃を以て地とし、金の縄を以て八の道を界へり。
諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき、娯楽快楽楽し給うぞや。
遊戯し楽しむべきことは近づけり」


これは、「ヨハネの黙示録」が予言する、世界の滅亡と共に天から降臨する「新エルサレム」以外の何物でもない。

「須弥山=新エルサレム=エノクの街=太陽の超巨大階段ピラミッド=天空の城ラピュタ」
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「釈迦三世像」の謎と観音菩薩と弥勒菩薩の正体

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仏像はギリシアの神像をモデルに造られ、観音菩薩や弥勒菩薩の像も例外ではない。
観音菩薩の梵名は「アヴァローキテーシュヴァラ」で、「観世音菩薩」または「観自在菩薩」ともいう。
ゾロアスター教の主神アフラ・マズダーの娘「アナーヒター」とも関連付けられ、女性の姿で具現化されているが、ガンダーラでは男性の仏として信仰されている。

観音菩薩は「救世菩薩」とも呼ばれている通り、実は「弥勒菩薩」と同一神。
チベットのポタラ宮殿は、観音菩薩が降臨した紅山に建てられたという。
「再臨の天照大神」はキリスト教でいう「再臨のイエス・キリスト」であり、仏教でいう「弥勒菩薩」である。

これを端的に表現したのが「釈迦三世像」だ。
即ち、釈迦の三位一体の仏像で、釈迦如来が3体並んでいる。
一般的に、「釈迦如来」の脇侍には、「文殊菩薩」と「普賢菩薩」が配置されているが、古くは、「観音菩薩」と「弥勒菩薩」が並べられる事が多かったという。
釈迦如来を「イエス・キリスト」に対応させると、観音菩薩は「死後復活したイエス・キリスト」、弥勒菩薩は「再臨のイエス・キリスト」という事になる。

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「釈迦三世像」は、その三位一体を全て「釈迦」で表現したものである。
「ガウタマ」は牛を意味し、釈迦族は牛族(ガド族)であると同時に「日種」と名乗っていた。
つまり、牛族であり太陽族でもあるのだ。
それは、「スサノオ」が真の太陽神である事を示唆している。
ガド族は日本に渡来し、もう1つの太陽族である現天皇家に皇位を争奪されたが、両者が統合してガド族が復権する日は目前に迫っている。

それを「蘇民将来」という。
それが「スサノオの復権」であり、「天照大神の再臨」であり、「弥勒菩薩の下生」なのだ。
という事は、「弥勒」は釈迦の末裔として下生し、天皇家から現れる可能性が高い。
それは、『竹内文書』が予言する「世界天皇の復権」でもある。

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皇室の副紋として使用される「五七の桐紋」が、釈迦族(ガド族)のストゥーパの紋章に原型があることは既に述べた。
それは東京の浅草寺境内にある、「観音菩薩」を本尊とする浅草神社の神紋にもなっている。
観音菩薩は33の化身をもって人々を救済し、時には人間の姿で現れる。

構造としては、ヒンドゥー教の「ヴィシュヌ」と同じである。
ヴィシュヌの10大化身の1つである「クリシュナ」の神話が、イエスの生涯の予型となっていた事は、簡潔に紹介済みである。
観音菩薩の化身の数「33」には、何か意味があるのだろうか。
単純に考えると、3+3=「6」で、「反キリスト」を暗示する。
と言っても、カバラでは、「6」そのものは「地球」または「人間」を指す。

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これについて、飛鳥昭雄氏は『失われた地底王国「シャンバラ」の謎』の中で、興味深い指摘をしている。

『「十」という漢字は、もともと縦の棒線一本だけの「|」だけだった。
これは本来の象形文字では、「針」を意味していたらしい。
つまり、もともと「|」だけで「10」を意味していたのである。
ということは、だ。
「十」は「|」と「一」から成り立っているわけで、「十」=「|」+「一」=「10」+「1」=「11」。
数字でいえば「11」を表現していることになる。
つまり、「十」は「10」でありながら、「11」でもあるのだ。
ちなみに、これは「十」=「十字架」の表現形「生命の樹」のセフィロトが全部で10個なのだが、隠された○ダアトを含めると11個になることを暗示している』


本題はここからである。

『しかし、「十」が11であるならば、それを重ねた「廿」は「22」であり、「世」は「33」を示すことになる。
ここに出てくる「22」が「生命の樹」におけるパスの総数であり、「33」はセフィロトとパスの合計数になっているのである。
さらに、これを数秘術「ゲマトリア」で解釈すれば、33は「3+3=6」となり、人間の数字「6」となる。
「7」が完全数であるのに対して、1少ない「6」は、この「世」の数字でもあり、「世界」の数字なのである。
したがって、「世」を背負う観世音菩薩はそのまま如来にならずに、この世に姿を現して人々を救うのである』


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結局、私が言いたい事と同じなのだが、クリスチャンである飛鳥氏は、更に鋭い着眼を持っている。

『……これは同時に、十字架に磔になって死んだイエス・キリストの年齢が「33歳」であったことを示している。
イエスは33年生きることによって、この世の数字を体現したのである。
言い換えれば、人間の数字「3+3=6」が示すように、絶対神であるヤハウェは受肉して、人間として誕生し、人間として死んだことを意味する……』


これは、単なる偶然ではない。
理由を話せば長くなり、テーマから外れるので機を譲るが、「33」という数字がキーワードになっている。
これは恐らく偶然だと思うが、ソロビヨフが予言した反キリストは、「33歳」で表舞台に登場するという。

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王仁三郎の『霊界物語』には、「いま大本にあらはれた変性女子(王仁三郎)はニセモノだ」と示されている。
つまり、王仁三郎は偽キリスト(反キリスト)だったのだ。
そして、「美濃か尾張から自分を超える変性女子が現れる」と予言している。
つまり、王仁三郎を超える反キリストが、岐阜県か愛知県から現れるというのだ……。

2012年にこの世の転換期を迎えるとするなら、反キリストは2010年か2011年頃に現れるのだろうか。
私は愛知県に住んでいた「変性女子」であり、2010年11月28日〜2011年11月27日にかけて「33歳」である。
その頃に私は、『万有の平和ならびに安寧への自由な道』を出版する予定である。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 14:11| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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