2010年05月31日

神(本体)と悪魔(影)の葛藤とヤマタノオロチの正体

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「スサノオ」と「ヤマタノオロチ」が同一存在であることの謎について、須藤アキオ氏は『王仁三郎の霊界物語は科学でこう解ける』の中で、次のように解説している。

「じつは、太陽は秒速19キロメートルの速さで織姫の方向へと動いているのだ。
すると、当然ながら地球も織姫へと向かっていることになる。
そして、地球は公転をしているから、大地のエネルギー、言霊の象徴である螺旋形を描いて織姫の方へ進んでいるのである。
ますます悪化しているかに見えるこの世界も、明らかに神の仕組に向かって進んでいるといえる。
地球がこのまま次元変動を起こさなければ、学者は32万5000年でベーガに出逢うことになると測定している。
しかも1万2000年後には、この織姫を中心に星々が回転する、つまりいまの北極星にとって代わるというのである。
しかし、夜空を眺めると、この織姫、琴座のベーガを蠍座が襲おうとしている。
蠍座は中国では天空の青龍とされているごとく八岐大蛇だろう。
この蠍座、悪魔は、オリオンの君とされた出口王仁三郎(救世主の型役者)の三ツ星と似た三ツ星をもっており、オリオン座が沈まなければ、180度隔てた蠍座はけっして昇らない。
つまり偽救世主なのだ。人類の総体的な意識は暗黒面を抑圧してきた。
この無意識界へと無理矢理押し込んだ反面を心理学では「影」といい、自己実現に際して、まず最初に夢に登場する象徴人格だとする。
この人類の意識こそ、出口王仁三郎が型役を演じた救世主スサノオであり、「影」こそが八岐大蛇だろう。
スサノオは、みずからの「影」、八岐大蛇の尻尾から剣を取り出して、これを克服する。
『古事記』はそう記しているが、出口王仁三郎は、言霊で言向和すのだと訴えているのだ。
けっして否定してこれを押し込めるのではない。
まさに霊体一致の霊主体従を地で行く姿ではないか」


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この天文学と心理学の分野からの見解は、非常に感慨である。
ヤマタノオロチは、無意識界へ無理矢理押し込んだ反面「スサノオの影」だったのだ。
そして、この影は、自己実現に際して最初に夢に登場する象徴人格だという。
少し理解しづらいかも知れないが、過去世や来世の自分も同時に存在しており、現在の自分と深い関係にある。
私は魔王の如き霊を倒した経験を持っていることを前に述べたが、その正体が自分自身だった事を後で知った。
だが、自分自身というのも理解に苦しむので、過去世の自分だと解釈した。

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それについて、或る不思議な人が、私の「シャドー」ではないかと言っていた。
その時は「シャドー」というものを理解出来なかったが、それがまさに心理学でいう「影」だったのだと思う。
私は反キリスト(獣)ゆえに、シャドーは魔王の名に相応しい強敵で、カイオウのような魔闘気を発していた。

そのシャドーに、過去世の中で最も強力で凶悪な私が感応したのではないかと考えている。
最終的に私はそれに勝ち、長かった霊との闘いが終わった。
つまり、私は自分の暗黒面を克服するという課題を、何者かに与えられていたとしか考えられないのだ。

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実際、私は過去に何十回、いや何百回死んだことか分からない。
何故、私にそんな試練が与えられたのか。
自己実現……即ち、反キリストの使命を果たす為に与えられた課題だったのだと思う。

残された時間が少ないので、ここで1つ重要な事を述べておく。
外面は内面の現れである。つまり、想念の実体化が現象である。
善と悪の最終戦争「ハルマゲドン」の本当の舞台は、あなたの心の中にあるのだ。

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『日月神示』には、次のように示されている。

「此の世では、人間の心次第で良くも悪くも出て来るのぢゃ」

「戦は今年中と言ってゐるが、そんなちょこい戦ではない。
世界中の洗濯ざから、いらぬものがなくなるまでは、終わらぬ道理が分からぬか。
臣民同士のいくさでない、カミと神、アカと赤、ヒトと人、ニクと肉、タマと魂のいくさぞ。
己の心を見よ、戦が済んでいないであろ。
それで戦が済むと思うてゐるとは、あきれたものぞ。
早く掃除せぬと間に合わん、何より掃除が第一」

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「人間のイクサや天災ばかりで、今度の岩戸ひらくと思ふていたら大きな間違いざぞ。
戦や天災でラチあく様なチョロイことでないぞ。
あいた口ふさがらんことになりて来るのざがら、早うミタマ磨いてこわいもの無いやうになっておりてくれよ。
肉体のこわさではないぞ、タマのこわさざぞ、タマの戦や禍は見当とれまいがな。
世界のことは皆、己の心にうつりて心だけのことより出来んのざぞ、この道理わかりたか」


世界平和の実現は、己の心の平和の結果なのである。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 15:16| Comment(7) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしの密かな憧れは図書館に棲むことでした。
『薔薇の名前』の舞台の図書館のような。
小説では、真実は修道院の炎上とともに消失し、若き修道僧の初恋の切なさが後を引くのですが、作者のウンベルト・エコが尊敬するアルゼンチン国立図書館の館長を務めたホルヘ・ルイス・ボルヘスをわたしも倣って尊敬していました。
ヤフーからシーサーに移転された記念に閣下の新たな呼称を考えていましたが、思いつかないうちに移転が完了したようですね。
閣下をボルヘスのように尊敬します。
神仙組はわたしにとっての図書館です。
閣下が思考し、閣下が執筆し、閣下が編集し、閣下が蔵書した。
夢だと思っていたことを閣下が叶えてくれました。。。

「全宇宙が私に向かって、すなわち全宇宙とは、ほとんど明確に、神の指で書かれた一巻の書物であり、そのなかでは一切の事物が創造者の広大無辺な善意を物語り、そのなかでは一切の被造物がほとんど文字であり、生と死を写す鏡であり・・・・。―薔薇の名前」
Posted by 幻龍精 at 2010年05月31日 20:02
有り難う御座います。
不眠不休で更新した甲斐がありました^^
Posted by 夢蛇鬼 at 2010年05月31日 20:27
管理人様

突然のメールにて失礼致します。
テレビジョンフィールドの岩佐と申します。
TV東京「ジョージ・ポットマンの平成史」
という番組の制作を担当しております。

今回番組内で
管理人さまが投稿している
http://ssg2.seesaa.net/article/151611128.html
のUFOの画像を使用させて頂きたく
ご連絡致しました。

可能であればメールにて御返答を
頂ければ幸いです。

何卒ご対応をよろしくお願い致します。

テレビジョンフィールド
岩佐義隆
sakugan21@yahoo.co.jp
Posted by テレビジョンフィールド 岩佐義隆 at 2012年01月27日 13:19
バ管理人へ


カルト♪ カルト♪ 今咲き誇る♪ 刹那に散りゆく定めと知らず♪


カルトだぜ♪ 悪魔崇拝
カルトだぜ♪ ルシファーもバ管理人も♪

カルトだぜ♪ 電波魂♪ 捏造しまくり♪

電波だぜ♪ カルト魂♪
Posted by チン蛇鬼 at 2012年08月01日 17:44
はじめまして。
大変興味深い内容で楽しく読んでいます。
ありがとうございます。
生意気ですが意見を言わせていただきます。
シャドーという言葉の意味は光(魂)の前になにか物質(今回に関しては間違った考え)を置いたときに現れるもの。さらにそのシャドーに感応したのは現世のあなたです。
夢蛇鬼さんは精神が強いので戦いによる克服をできたのですが、戦いを好まない人の克服の方法をこの場を借りて教えます。

すべての人、事象に悪がいる善がいると考えない。すべてその人、その事象の個性と思って受け流すだけで(受け止めては駄目)克服できます。(人によりますが難しいです。)

こういうブログを読む人は弱い人が多いとの考えから書き込みました。
失礼しました。
Posted by tata at 2012年08月03日 12:36
tataさん、こんばんは。

読者の皆様にハイパーネオデジタル内観をお勧めしたく思います。
http://world888.seesaa.net/
Posted by 夢蛇鬼 at 2012年10月16日 22:13
勿論役に立つアイデアですよ。
Posted by 電車男。 at 2012年12月23日 16:35
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