
国常立尊は、世界の鬼門である日本列島に封印された。
では、それ以前は何処に居たのだろうか。
国常立尊がスサノオと同一神なら、国常立尊は本来「太陽神」としての顔も持っている。
それが、アクエンアテンに封印された「アメン=真の天照大神」である。
その証拠に、イエス・キリストは「天照大神」であると同時に、贖罪神「スサノオ」でもある。
だが、エジプトから来たという訳ではない。
王仁三郎の『霊界物語』によると、国常立尊はトルコのエルズルムから来たという。
その辺りは、アナトリア半島の「古代ヒッタイト帝国」があった地域である。
スサノオは製鉄神だが、ヒッタイト人は世界最古の製鉄民である。
スサノオの象徴数「八」も、ハッティ(ヒッタイトの原音)から来ている。

しかも、ヒッタイトの首都は「ハットウシャ」。
漢字で書けば「八頭蛇」となり、スサノオの「ヤマタノオロチ退治」の神話のルーツはヒッタイト神話にある。
龍退治神話は世界中にあるが、「ヒッタイトの龍退治神話」と「ヤマタノオロチ退治神話」ほど内容が酷似したものは他に存在しないからである。
ヒッタイトで退治された龍(国常立尊)が、日本列島に移ってきたのだ。
それが何を意味するのか……。
実際にアナトリア半島から龍がやって来た訳ではない。
ポールシフトか何か定かではないが、世界の雛型(地上の霊的磁場の中心)が日本列島にシフトしたことを意味する。
その龍(ヤマタノオロチ)はルシファーであり、その正体は国祖「国常立尊」なのだ。
ヒッタイトの龍退治神話は「ギリシア神話」にも受け継がれ、「ヘラクレスのヒュドラ退治」として知られる。

ヒュドラは「9つ頭」の蛇である。何故、9つもあるのか。
よく考えると、ヤマタ(八俣)ということは頭が9つあることになる。
従って、ヤマタノオロチとは「9つ頭」の大蛇であり、「九頭龍」と「ヤマタノオロチ」は同じものなのだ。
世界の神話では、蛇は「7つ頭」の蛇として描かれるが、基本的には「9つ頭」の蛇と同一存在だと考えて良い。
7つ頭の蛇の原型はシュメール神話のアプスーの子で、聖数「7」に意味を持つ。
だが、聖書で「ルシファー」と呼ばれるその蛇は「6」を象徴とする。
ルシファーは、ヒンドゥー教のヴィシュヌとセットの「アナンタ」でもあり、ヴィシュヌの頭と合わせて8つ頭となる。
ヤマタノオロチの直接的ルーツとなったヒッタイト神話の蛇も8つ頭で、ヤマタノオロチも8つ頭だが、八俣であれば計算上は9つの頭がなければならない。
それが九頭龍神話を生んだと思われるが、同じくヒッタイト神話を受け継ぐギリシア神話も、9つ頭の蛇を生み出した。

「8」はスサノオの数字だが、ヤマタノオロチも「8」である。
「9」はスサノオの子「ニギハヤヒ」の数字で、三輪山に葬られた蛇神とされる。
九頭龍神話では、九頭龍は岩戸に閉じ込められており、「天照大神の岩戸隠れ」とオーバーラップする。
が、本質的には「8」であるスサノオの系譜であり、「八」が封印されている象形文字が「六」となる。
「ヨハネの黙示録」では、蛇と龍は同一のものだと説明されているが、共通することは、龍(蛇)は世界中の神話の中で、常に悪者の立場で描かれることである。
それについて国常立尊(ヤマタノオロチ=ルシファー)は、『日月神示』の中で、「悪を一切許さぬ厳格な神政を施いていた為に、悪神の多数決で隠退を余儀なくされた」と主張している。
その「悪神」の三大悪霊の筆頭が、「八頭八尾の大蛇」だとされている。

それが、聖書が示す「ルシファー」である。
だが実際は、隠退を余儀なくされた国常立尊が「ルシファー」と認識されているのだ。
この「悪を一切許さぬ厳格な神政」を、『大本神諭』で「余り我が強うて」と表現されている。
だが、悪神とされている神の言い分を鵜呑みにする訳にはいかない。
しかし、その悪神は『日本書紀』の冒頭に登場する根源神である。
そして、その話が事実であれば、世界の神話を覆すことになる。
聖書の悪魔が、実は「善神」だったことを示すものだからだ。
これは大変なことである。
何故なら、世界の人口の1/3がクリスチャンだからである。
早い話、20億人を敵に回すことになるのだ。まさに、反キリスト!

それだけではない。
キリスト教と同じ唯一神を共有するイスラム教徒(11億人)と、ユダヤ教徒(1500万人)を敵に回すことになる。
世界の紛争は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の三つ巴の宗教戦争である。
実に、世界の人口の半数を占める彼らを敵に回すのも同然。
ユダヤ人口は少ないが、世界を支配する一握りの「闇の権力」がユダヤ教徒である。
だが、運の良いことに、彼らの信仰対象は私と同じ「ルシファー」である。
名前は同じだが、それは「国常立尊」と「八頭八尾の大蛇」の違いである。
換言すれば、「スサノオ」と「ヤマタノオロチ」の違いである。

だが、私は「闇の権力」を非難する気はない。
そのような連中が存在がすることを書いているだけである。
だから命を狙われる筋合いはない。
むしろ、クリスチャンやムスリムの攻撃から守ってもらいたいぐらいだ。
しかし私は、クリスチャンやムスリムを非難する者でもない。
また、「闇の権力」の手下になるつもりも毛頭ない。
私は「反キリスト」だからである。
手下にはならないが、提携はしたいと思っている。
「反キリスト」として台頭する為には、「闇の権力」の協力が必要だからである。
そのように言うと、危険なカルト思想を持った狂人のように思われるかも知れないが、これにはキチンとした理由があるのだ。

ところで、国常立尊とスサノオが同一神であれば、スサノオの「ヤマタノオロチ退治」は矛盾したものになってしまう。
自分で自分を退治したことになるからだ。
「国常立尊=ヤマタノオロチ」という荒唐無稽な私の奇説は、検討外れの妄想に過ぎないのだろうか。
否、国常立尊はヤマタノオロチである。
そして、ヤマタノオロチを退治したスサノオも同一神である。
一体、どういう事なのか……。それは聞かないでほしい(笑)
各自で考えてもらいたいからだが、説明しない訳にはいかない。
両者は同一神だが表裏の関係にあり、両者の戦いは「本体」と「影」の葛藤の神話である。
そして、自らの心の中に目を向けるべきだという事だけ述べておこう。
神だろうが何だろうが、結局は・・本来は・・ひとつ
ですからね。
実は何が何と同一だろうと、
自己葛藤が得意な人間様を観ても何も驚くことはありませんね。
私は悪魔側ではありませんが、清濁合わせ呑んで全てが和合することを望む者です。
では、また。
私も、善悪逆転の暁に善悪統合を主張する者です^^
宜しくお願いします。。。
表、裏の関係ではなくその神の一部分を切り取った関係が正しい言い方になります。(影といういい方は正しいです。)
悪魔は滅びてしまえ!!!