
一般的にはあまり知られていないが、日本にも「堕天使神話」が存在する。
天照大神に逆らって、高天原で反乱を起こして地上に追放された「スサノオ」である。
これは、ルシファーの堕天神話と完全に一致する。
その後、スサノオは根の国に行ったが、これも地獄に落とされたルシファーと符合。
「根の国」とは地下を指し、カバラに於ける「死の樹(根)」を意味する。
「スサノオ=ルシファー」「アマテラス=ヤハウェ」

日本神話で興味深い事は、イザナギ命の左目から「天照大神」、右目から「月読命」、鼻から「スサノオ命」が誕生したことだ。
つまり、三貴子(天照大神・月読命・スサノオ)は三神構造になっており、それも、ヒンドゥー教のトリムルティー(三神一体)の概念に近い。
何故なら、神道のルーツは、九州に残る民間宗教「神道教」で、その語源は「シンドゥ教」だからである。
シンドゥは「インド」の意で、「ヒンドゥー」と同義語なのだ。
神道の起源をユダヤ教に求める説があるが、それはもう少し後世の話である。
また、いわゆる「縄文神道」と呼ばれるアニミズムとも異なる。
神道(ヒンドゥー教)は、卑弥呼の時代に日本に輸入されたのである。
注目すべきは、三貴子が誕生した箇所である。
「アマテラス」は左目、「ツキヨミ」は右目、「スサノオ」は鼻となっている。
「生命の樹」は背面から見なければならない。
つまり、鏡像反転して左右を逆に見る必要がある。
すると、中央の柱は「スサノオ」、右の柱は「アマテラス」、左の柱は「ツキヨミ」となる。

これをキリスト教の絶対三神に対応させると、次のようになる。
「御父=スサノオ」
「御子=アマテラス」
「聖霊=ツキヨミ」
従って、次の等式が成立する。
「御父=ヤハウェ=スサノオ=ルシファー」
真のヤハウェの正体が「ルシファー」だという仮説も、あながち否定できない根拠がここにある。
果たして、それは事実か否か……。慎重に検証していく事にしよう。