
反キリストの予型だった出口王仁三郎は、「西暦1931年でイクサハジメ(戦始め)、紀元歴2591年でジゴクハジメ(地獄始め)」と、語呂合わせの予言をした。
そして、その年から満州事変が泥沼化し、紀元歴2591年から369(ミロク)年前の2222年(西暦1562年)に、織田信長と徳川家康が同盟を結んだ。
言霊学で「2222」は、神人合一を意味する。
また、出口王仁三郎は「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の3つの御魂の活動をしていたという。
信長は「第六天魔王」を名乗った。
第六天魔王は仏教の大自在天神で、『霊界物語』では、天王星から来た武力絶倫の神として登場する。
大自在天神である信長に仕えた秀吉は、商才に長けて財運は大吉で、世界統一を目指すユダヤ財閥に対応する。

信長を暗殺した明智光秀は、大本の筆先『伊都能売神諭』にこのように示されている。
「万古末代死なず滅びず生通しの日本義士、数は四八の瑞秀(みつひで)の身魂、三千世界を照らす生魂ばかりを集めて、いよいよ敵打ちの段になりたら」
秀吉は「ユダヤの象徴」で、光秀は「日本の象徴」である。
大本の聖地「天恩郷」は光秀の城跡でもある。
光秀は秀吉に倒されたが、日本も今後世界に潰されるのだろうか。
否、雛型の経綸から判断すると、日本は壊滅寸前のところで不死鳥の如く蘇るのだ。

日月神示には、次のように示されている。
「世界中が一つになりて神の国に寄せて来るぞ」
「オロシヤに上がりておりた極悪の悪神、いよいよ神の国に攻め寄せて来るぞ」
「日本の国は一度は潰れたようになるのざぞ。
一度は神も仏もないものと皆が思う世が来るのぞ」
「世界中総がかりで攻めて来るのざから、一度はあるにあられんことになるのぞ」
「世界一度にキの国(日本)にかかりて来るから、一度は潰れたように、もうかなわんというところまでになるから、神はこの世におらんと臣民申すところまで、むごいことになるから、外国が勝ちたように見える時が来たら、神の代近づいたのぞ」
「どこから攻めて来ても神の国には悪神には判らん仕組みしてあるから心配ないのざぞ。
いよいよとなりた時には神がマコトの神力出して、天地揺すぶってトコトン降参ざと申すところまでギュウギュウと締め付けて、万劫末代言うこと聞きますと改心するところまで揺すぶるから、神の国、神の臣民、心配致すでないぞ」

王仁三郎によると、実は明智光秀と豊臣秀吉との間には妥協が成立しており、後に千利休と名乗り、秀吉の好参謀になったという。
『伊都能売神諭』 には、「ナの御魂とノの御魂が和合一致し、最後はスの御魂が統一する」とある。
王仁三郎は、このように説明している。
「ノアの言霊はナと反る也、亦ナオの言霊ノと反る。
ノアの立替が出て来て居るのである。次にナオの立直が始まる」
「ナの御魂」は立替の役目を果たすユダヤの事で、「ノの御魂」は立直の使命を持つ日本を指す。
光秀が天王山で敗れたのは、天王星から来た大自在天神の発動を物語る。

そして、秀吉の繁栄の後、家康と「関ヶ原の合戦」が勃発。
これは、記紀に出てくる「黄泉津比良坂」で、イザナギがイザナミに桃を投げて戦うという神話だが、家康は「関ヶ原の合戦」で桃配山に陣地を作った。
その後、秀吉(ナ)と光秀(ノ)の和合により、最後に家康(ス)の統一がなされた。
つまり、「関ヶ原の合戦」は、来たるべき世界最終戦争「ハルマゲドン」の後、ユダヤと日本の和合によって実現する、ミロクの世(至福千年王国)の予型だったのだ。
信長・秀吉・家康が直面した真の敵は、キリスト教の仮面を被って日本侵略を狙う、ヨーロッパのアシュケナジー系ユダヤ人だったといわれている。

信長はキリスト教に入信して彼らの本音を見破り、ヨーロッパの侵略を阻止する動きを見せた。
秀吉は、信長の遺志を受け継いで日本を統一し、キリシタンを禁止した。
秀吉の死後は、家康が鎖国令によってヨーロッパのキリスト教勢力のインベーダーを撃退した。
この3人がいなければ、日本はヨーロッパの植民地となっていたかも知れない。
そう思うと、やはりこの3人は特別な使命を持った三つ巴の英雄であり、「反キリストの救世主」でもあった。
当然ながら、この三大武将の御魂の活動をした王仁三郎も「反キリスト」だった事になる。
但し、最後に天下統一を果たした家康は、千年王国の王となる「再臨のイエス・キリスト」にも相当する。
ここで、反キリストだった信長が、キリスト教に入信したという事実がポイントである。
以前、神仙組1で、「反キリストはクリスチャンだった」という記事を書いた。
オバマもプロテスタント系のクリスチャンだが、果たして……。
ここは壬申の乱でも登場するのを知り、印象的だった記憶があります。
存外、内乱をもたらすのは新しい神なのかもしれませんね。
勝者による新体制の発足は新祭祀の発足でもあるのでしょう。