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カルキ軍が軍事的な攻撃を仕掛けてくる事はない。
あくまでも、攻撃を防御する為の武装であり、人々を殺す事はない。
人々を殺しはしないが、額に神の刻印を押されていない人に、死より辛い苦しみを与えるという。
だが、決して物理的な苦しみを与えるという意味ではない。
彼らは聖人君子であり、人間を裁いたり罰を与えたりするとは考えられない。
例えば、プラズマのエネルギーを利用し、世界経済の拠点の電気系統を麻痺させて、経済機能をストップさせるなどの方法が採られるだろう。
カルキ軍は、「9000万頭の飛翔する馬」に乗ってくると予言されている通り、UFOに乗ってやってくる。
それは文字通り、地の底から出てくるが、天から現れるのである。

飛鳥昭雄氏によると、少なく見積もっても1億人から2億人以上のアルザル人が、UFOに乗って一斉大挙するという。
その時に、UFOによる「空中携挙」も行われると考えられる。
日蓮が予言した「虚空会」である。
カルキ軍がアルザルから一斉大挙するのは、終末の兆しが現れた時である。
14万4000人の選民が、一時的にUFOに乗せられて、別の場所に避難させられるのだ。
アリオンによると、アトランティス(サントリーニ島)の大噴火の時には金星とシャンバラに移されたが、今回は新エルサレム(須弥山)に移される事になると思われる。
というよりも、アトランティスの大噴火の時に次元移動した「主要部」も、この新エルサレムであったと思われる。

『新約聖書』には、このように予言されている。
「都の城壁には十二の土台があって、それには小羊の十二使徒の十二の名が刻みつけてあった。
……(中略)……
この都は四角い形で長さと幅が同じであった。
天使が物差しで都を測ると、一万二千スタディオンあった。
長さも幅も高さも同じである」
(「黙示録」第21章14-17節)
長さも幅も高さも同じで12の土台があるという事は、これは階段ピラミッドである。
また、一万二千スタディオンを「一四四キュビット」と記されている聖書もあるが、空中携挙される14万4000人と「144」の数字の一致を見せる。

だが、新エルサレムが降臨するのは、新しい時代が始まってからである。
それが降臨する場所と、「14万4000」の意味については改めて述べるが、空中携挙が起きる時期はいつか……。
2012年12月22日前後が終末の日だとすると、その約5ヶ月前だと考えられる。
つまり、2012年7月22日前後である。
7月17日は祇園祭であり、それはノアの箱船の「救いの日」である。
従って、カルキ軍の一斉大挙は、2012年7月17日だと私は考えている。
その3日後の7月20日には、日本で日食が起きる事が予測されている。
日食は中世ヨーロッパの占星術で、「恐怖の大王」と呼ばれていた。
それは「太陽神の死」を象徴し、ルシファーの復権を暗示すると同時に、太陽神(イエス・キリスト)の復活と再臨を暗示する。

『新約聖書』には、このように表現されている。
「また、わたしが見ていると、見よ、白い雲が現れて、人の子のような方がその雲の上に座っており、頭には金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持っておられた。
……(中略)……
『鎌を入れて、刈り取ってください。
地上の穀物は実っています』
そこで、雲の上に座っておられる方が、地に鎌を投げると、地上では刈り入れが行われた」
(「ヨハネの黙示録」第14章14-16節)
地上の実った穀物とは、「生命の樹」を上昇した人々を意味し、それが選民となる。
聖書によると、空中携挙されるのは「キリスト教徒」だという。
だが、これは比喩であり、選民に人種や宗教は一切関係ない。
また、空中携挙された者だけが助かる訳ではないので誤解してはならない。
聖書によると、空中携挙された人々は、「イエス・キリスト」に会うという。
だが、「人の子のような方」と表現されている通り、やはりイエス本人だとは言えないだろう。
その「人のような方」こそ、12軍団率いる「カルキ」である。
但し、彼はイエスと同じ魂を持つ「ソウルメイト」だと言える。
いずれにしても、「キリスト」である事には変わりない。
つまり、カルキ軍は「キリスト軍」なのだ。
「ルシファー軍=シャンバラ軍=カルキ軍=キリスト軍」

カルキは、この世の悪を一掃する為にやってくるという。
「ヨハネの黙示録」にも、同様の預言がある。
「そこでヨハネは、洗礼を授けてもらおうとして出て来た群衆に言った。
『蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、誰が教えたのか。
……(中略)……
斧は既に木の根元に置かれている。
良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる』」
(「ルカによる福音書」第3章7-9節)
良い実を結ばない木とは、「生命の木」を下降した人々を指す。
ここでは鎌が斧に変わっているが、同じ事である。
ベタな表現をすれば、カルキは鎌で罪人を刈り取って地獄に投げ込む「死神」でもあるのだ。
これは、タロットカードの13番目の「死神」とも深い関係にあるが、詳細は別の機会に述べる。

と言っても、彼らが殺人を犯すことはない。
「火に投げ込まれる」というのは、5ヶ月の間、苦しめられるという事である。
人を殺す事はないが、霊的には風神雷神である荒ぶる神「スサノオ」である。
また、スサノオは国常立尊と同時に動く。
その場合、天変地異で命を落とす人は少なくないかも知れない。

だが、アルザルから12軍団を率いて降臨する「カルキ」と、人間界に受肉する「弥勒」は、明らかに同一人物ではない。
メシアは2人存在するというのだろうか……。