
『旧約聖書』には、アルザルに移住した「イスラエル10支族」の帰還が予言されている。
「見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し、地の果てから呼び集める」
(「エレミア書」第31章8節)
北の国とは、極北を出入り口とする「アルザル」を指す。
地の果てとは、地に果てがない事から世界中を意味するが、預言者イザヤは「東の島々」と表現している。
恐らく、日本を指しているのだろう。
10支族の帰還は、『新約聖書』には次のように預言されている。
「第五の天使がラッパを吹いた。
すると、一つの星が地上に落ちてくるのが見えた。
この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙りが立ち上がり、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。
そして、煙の中から、いなごの群れが地上に出て来た」
(「ヨハネの黙示録」第9章1-3節)

一つの星が地上に落ちてくるとは、彗星の衝突だろうか。
イエスは十字架に架けられて、ロンギヌスの槍で刺されて絶命した。
ノストラダムスが予言した1999年8月のグランドクロスでは、地球が磔にされた。
ロンギヌスの槍に象徴される彗星が地球に衝突して、地球も滅亡を迎えるのだろうか。
だが、イエスは変身体となって復活した。
地球も変身体となって復活するのだ。
しかし、彗星や巨大隕石の落下が起きれば、流石に復活の余地はないだろう。
恐らく、彗星の異常接近及び、彗星が纏っている小隕石群の落下があると予想される。
飛鳥説によると、底なしの淵に通じる穴の正体は、アルザルに通じる極北のプラズマトンネルで、煙の正体は「ブラックプラズマ」だという。
そして、煙の中から地上に出てくる「あなごの群れ」、いや、「いなごの群れ」の正体は「イスラエル10支族」だとしている。
確かに『旧約聖書』では、イスラエル民族を「いなご」と表現している場面があり、いなごはイスラエル民族の象徴だと言っても良い。

これを予型とする現象が1999年に起きており、ノストラダムスはそれを予言したという説もある。
ヨセフ(エフライムの父)の「セフ」は「7」を意味し、これがセプテンバー(9月)の語源になったらしく、ノストラダムスがいう「7の月」は、「9月」という意味も含まれているという。
1999年9月30日、西日本各地で、神戸方面明るい火球が落下するのが目撃された。
そして神戸の民家に隕石が落下し、屋根を突き抜けて、部屋に隕石の破片が散らばったという事件を覚えておられるだろうか。
この隕石が「恐怖の大王」にして、堕天使ルシファーの象徴。
ノストラダムスが予言した「恐怖の大王」の正体は、神戸の民家に落下した小隕石だった、と言えば笑い話だが、これは予型であり象徴である。
ヨーロッパ諸国では、イエス・キリストを伝統的に「恐怖の大王」と呼び慣わされているらしく、隕石の落下は「イエス・キリストの再臨」をも暗示する。

そして、部屋に散らばった砕けた隕石の数は10個。
漢字で書けば「十」であり、十字架のイエスを象徴すると同時に、イスラエル「十」支族を暗示している。
「アンゴルモア」は、ノストラダムスの中世フランスの「アングーモア州」を指しているが、何故、この単語が未来予言に使われたのか……。
アンゴルモア(d'Angolmois)は、「ダン」「アセル」「ナフタリ」「ガド」「ルベン」「マナセ」「イッサカル」「シメオン」「ゼブルン」「エフライム」の、イスラエル10支族の頭文字を繋げた単語になっているというのだ。
だが、「ゼブルン」と「エフライム」の頭文字が見当たらない。
それは、ゼブルンがゼロに類似する「o」で代用され、エフライムは「7」の月で象徴されているからだという。

更に、兵庫(武器庫)が軍神「マルス」を暗示している。
マルス(火星)は、ユダヤの伝統では「ルシファー」の象徴とされている。
つまり、イスラエル10支族は「ルシファー」の預言者であり、平和の名のもとに地上に帰還するようだ。
法華経によると、「地涌菩薩」は一体ではなく、無数に地から湧き出てくるという。
地涌菩薩の正体は、イスラエル10支族(アルザル人)なのだろうか。
但し、彼らは軍神の部隊であり、武装して地上に帰ってくるという。
何故なら、現在の地球を支配している連中は、アルザル人の帰還を望んでいないからである。