2010年05月30日

「釈迦三世像」の謎と観音菩薩と弥勒菩薩の正体

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仏像はギリシアの神像をモデルに造られ、観音菩薩や弥勒菩薩の像も例外ではない。
観音菩薩の梵名は「アヴァローキテーシュヴァラ」で、「観世音菩薩」または「観自在菩薩」ともいう。
ゾロアスター教の主神アフラ・マズダーの娘「アナーヒター」とも関連付けられ、女性の姿で具現化されているが、ガンダーラでは男性の仏として信仰されている。

観音菩薩は「救世菩薩」とも呼ばれている通り、実は「弥勒菩薩」と同一神。
チベットのポタラ宮殿は、観音菩薩が降臨した紅山に建てられたという。
「再臨の天照大神」はキリスト教でいう「再臨のイエス・キリスト」であり、仏教でいう「弥勒菩薩」である。

これを端的に表現したのが「釈迦三世像」だ。
即ち、釈迦の三位一体の仏像で、釈迦如来が3体並んでいる。
一般的に、「釈迦如来」の脇侍には、「文殊菩薩」と「普賢菩薩」が配置されているが、古くは、「観音菩薩」と「弥勒菩薩」が並べられる事が多かったという。
釈迦如来を「イエス・キリスト」に対応させると、観音菩薩は「死後復活したイエス・キリスト」、弥勒菩薩は「再臨のイエス・キリスト」という事になる。

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「釈迦三世像」は、その三位一体を全て「釈迦」で表現したものである。
「ガウタマ」は牛を意味し、釈迦族は牛族(ガド族)であると同時に「日種」と名乗っていた。
つまり、牛族であり太陽族でもあるのだ。
それは、「スサノオ」が真の太陽神である事を示唆している。
ガド族は日本に渡来し、もう1つの太陽族である現天皇家に皇位を争奪されたが、両者が統合してガド族が復権する日は目前に迫っている。

それを「蘇民将来」という。
それが「スサノオの復権」であり、「天照大神の再臨」であり、「弥勒菩薩の下生」なのだ。
という事は、「弥勒」は釈迦の末裔として下生し、天皇家から現れる可能性が高い。
それは、『竹内文書』が予言する「世界天皇の復権」でもある。

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皇室の副紋として使用される「五七の桐紋」が、釈迦族(ガド族)のストゥーパの紋章に原型があることは既に述べた。
それは東京の浅草寺境内にある、「観音菩薩」を本尊とする浅草神社の神紋にもなっている。
観音菩薩は33の化身をもって人々を救済し、時には人間の姿で現れる。

構造としては、ヒンドゥー教の「ヴィシュヌ」と同じである。
ヴィシュヌの10大化身の1つである「クリシュナ」の神話が、イエスの生涯の予型となっていた事は、簡潔に紹介済みである。
観音菩薩の化身の数「33」には、何か意味があるのだろうか。
単純に考えると、3+3=「6」で、「反キリスト」を暗示する。
と言っても、カバラでは、「6」そのものは「地球」または「人間」を指す。

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これについて、飛鳥昭雄氏は『失われた地底王国「シャンバラ」の謎』の中で、興味深い指摘をしている。

『「十」という漢字は、もともと縦の棒線一本だけの「|」だけだった。
これは本来の象形文字では、「針」を意味していたらしい。
つまり、もともと「|」だけで「10」を意味していたのである。
ということは、だ。
「十」は「|」と「一」から成り立っているわけで、「十」=「|」+「一」=「10」+「1」=「11」。
数字でいえば「11」を表現していることになる。
つまり、「十」は「10」でありながら、「11」でもあるのだ。
ちなみに、これは「十」=「十字架」の表現形「生命の樹」のセフィロトが全部で10個なのだが、隠された○ダアトを含めると11個になることを暗示している』


本題はここからである。

『しかし、「十」が11であるならば、それを重ねた「廿」は「22」であり、「世」は「33」を示すことになる。
ここに出てくる「22」が「生命の樹」におけるパスの総数であり、「33」はセフィロトとパスの合計数になっているのである。
さらに、これを数秘術「ゲマトリア」で解釈すれば、33は「3+3=6」となり、人間の数字「6」となる。
「7」が完全数であるのに対して、1少ない「6」は、この「世」の数字でもあり、「世界」の数字なのである。
したがって、「世」を背負う観世音菩薩はそのまま如来にならずに、この世に姿を現して人々を救うのである』


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結局、私が言いたい事と同じなのだが、クリスチャンである飛鳥氏は、更に鋭い着眼を持っている。

『……これは同時に、十字架に磔になって死んだイエス・キリストの年齢が「33歳」であったことを示している。
イエスは33年生きることによって、この世の数字を体現したのである。
言い換えれば、人間の数字「3+3=6」が示すように、絶対神であるヤハウェは受肉して、人間として誕生し、人間として死んだことを意味する……』


これは、単なる偶然ではない。
理由を話せば長くなり、テーマから外れるので機を譲るが、「33」という数字がキーワードになっている。
これは恐らく偶然だと思うが、ソロビヨフが予言した反キリストは、「33歳」で表舞台に登場するという。

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王仁三郎の『霊界物語』には、「いま大本にあらはれた変性女子(王仁三郎)はニセモノだ」と示されている。
つまり、王仁三郎は偽キリスト(反キリスト)だったのだ。
そして、「美濃か尾張から自分を超える変性女子が現れる」と予言している。
つまり、王仁三郎を超える反キリストが、岐阜県か愛知県から現れるというのだ……。

2012年にこの世の転換期を迎えるとするなら、反キリストは2010年か2011年頃に現れるのだろうか。
私は愛知県に住んでいた「変性女子」であり、2010年11月28日〜2011年11月27日にかけて「33歳」である。
その頃に私は、『万有の平和ならびに安寧への自由な道』を出版する予定である。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 14:11| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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