2010年05月29日

サントリーニ島のムー人とアトランティス人

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地球は6500年周期で転換しているが、約6500年前の次元転換期、つまり「ノアの大洪水」の時の事である。
「ムー人は意識進化して肉体が削除され、真実の人間として永遠の生を受けた」
オコツトの説明では、ここで言う「肉体の削除」は「死を克服し、生きながら死後の世界に行く」ことを意味する。

『日月神示』によると、古代人は肉体を残さずに死んだという。
肉体のまま昇天するとはこの事で、「エノク」や「イエス・キリスト」がそうだった。
これを「アセンション」と言うが、その意味は「キリストの昇天」である。
死んで魂が天に昇るのではなく、生きながらにして天に昇り、不老不死の変身体としてトランスフォームするのだ。

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これは推論だが、肉体は素粒子に分解されて無に還元するが、必要があれば再合成して物質界に出現する事も可能である。
まるで仙人のようだが、幽界に属する仙人とは異なる。
これを「天使」と呼んでも差し支えない。
エノクは昇天して、天使「メタトロン」となった。
早い話、ムー民はアセンションしたというのだ。
では、エノクもムー人だった事になる。
何故、トート(エノク)がアトランティス人とされているのかは後回しにして、ここはオコツトに従って「ムー人」に分類しておこう。

「アトランティス人は天変地異で絶滅し、再び人間として出現した」

つまり、ノアの大洪水で多くの堕落したネフィリムが一掃され、再び人間として誕生したという。
オコツトは、彼らの事を「アトランティス人」と定義している。
ノア・ファミリーは、箱舟に乗って死を体験せずに済んだが、人間として新たな時代を再スタートした以上、「アトランティス人」にカテゴライズできる。
ムー人「エノク」の曾孫が、アトランティス人「ノア」である。
この図式で分かる事は、ムー人とアトランティス人は、人種で分類されるものではないという事である。

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もう少し例を挙げよう。
ノアの3人の息子の妻……ヤフェトの妻は白人種、セムの妻は黄色人種、ハムの妻は黒人種だったが、全員「アトランティス人」である。
オコツトがいうムーとアトランティスは、飽くまでも前次元の二極化された文明、即ちノアの大洪水前の超大陸パンゲア時代の事だが、少し視点を変えてみよう。

大洪水後の世界に於ける事実上のアトランティス、つまりサントリーニ島に焦点を絞ってみよう。
プラトンが書記した「アトランティス」は、サントリーニ島である。
トートはアトランティスの王だった。
トートとエノクは同一視されているが、明らかに年代に大差がある。
具体的に言えば、約6835年前に昇天したエノクが、約3400年前のアトランティスの王だったというのだ。
エノクはノアの大洪水前に、ギザの3大ピラミッドを建造した人物である。

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トートはギリシア神話のヘルメスとも同一視されて習合したが、そのギザの大ピラミッドから、ヘルメス自身が書いたとされる錬金術碑文「エメラルド・タブレット」が発見され、次のように始まっている。

「我、アトランティス人トートは、諸神秘の精通者、諸記録の管理者、力ある王、世々代々生き続ける……」

「世々代々生き続ける」と書かれている通り、不死不滅の天使となって昇天したエノクが、約3400年の時を超えて地上に再臨していたとしても不思議ではない。
アリオンによると、アトランティス(サントリーニ島)が沈んだ時、エジプトに渡って錬金術を伝えた者がいたと言うのは、トートの事だろう。
トートが再臨のエノクなら、アトランティス人もエノクの街の住民である。
但し、彼ら自身が昇天したという記録はないので、その子孫である。

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そもそも、私には「アトランティスの主要部=再臨のエノクの街」という前提がある。
理由はくどくどと述べてきたので逆にややこしいが、5つある。
まず、どちらも王が「エノク=トート」であること。
そして、どちらも「飛翔」または「異次元に転移」したこと。
これは、表現が違うだけで同様の意味合いである。

そして、アトランティスの名前の由来が、ティターン族の「アトラス」にあること。
ギリシア神話で、ティターン族はゼウスに倒され、タルタロス(奈落)に落とされた。
これを当時の歴史と参照すると、アトランティス人が古代ギリシアと戦って敗北した事と比定できる。

つまり、ハッキリ言っておくが、ティターン族は悪魔扱いされているが、悪魔だった訳ではない。
ティターン族は、ゼウスの父クロノスの兄弟姉妹の神々だった。
それを、ゼウスが下剋上によって倒し、ゼウスを主神とするオリンポスの神々の時代が始まった。

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ここで、善悪を問うのではない。
この神話が伝えている事は、神々の王権の世代交代である。
つまり、ティターン族は前世代の神々なのだ。
アトランティス人をティターン族に置き換えると、彼らは前次元、つまりノアの大洪水前の人間だったと考えられる。
もちろん、エノクを除けば、飽くまでも「子孫」であるが……。

また、ティターン族は巨人だった。
古代ギリシアをはじめとする、他の人類よりも巨大だった。
この事も、エノカーズ(エノクの街の人々)の末裔である事を物語っているのではないだろうか。
但し、野蛮系ネフィリムではないのは確かである。
オマケに、ティターン族の中心はクロノスだが、NASAが木星の巨大火山に「クロノス」というコードネームを付けているのが面白い。
アトランティスも火山の噴火で沈没したからである。
いや、アトランティスが沈没した事が面白い訳ではないので誤解のないように。

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さて、ここでアトランティス(サントリーニ島)を、大洪水前の超大陸パンゲアに置き換えて考えてみよう。
サントリーニ島が噴火する前に、金星やアルザルに移された人々は「ムー人」に対応する。
一方、島の沈没と共に海底の藻屑となって消えていった人々は「アトランティス人」に対応する。
そして、エジプトに逃れた人々は「ノア・ファミリー」に相当するが、分類すれば「アトランティス人」という事になる。

では、トートはムー人からアトランティス人に転落したのだろうか。
否、そうではない。
では何だ……と言われても、特にオチはないが、結論はこの通りだ。

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オコツトの話に従えば、天使「メタトロン」となったエノクは、間違いなく、「真実の人間」として永遠の生を受けた「ムー人」であった。
だが、エノカーズは、ノアの大洪水の洗礼を受けなかったものの、真実の人間とならずに地上に戻ってきた。
つまり、ノア・ファミリーと同類で、分類すれば「アトランティス人」に対応する。
文字通り、彼らはアトランティス人となったのだが、やはり殆どの国民が、ノアの大洪水で一掃されたアトランティス人と同じように、溺死する運命にあった。

もし、彼らが地上に帰還したエノカーズの子孫ではなく、普通に地上に生まれ育った民族だったとしても、それはそれで文字通り「アトランティス人」であり、オコツトが定義する「アトランティス人」でもあったのだ。
しかし、トートが「アトランティス人」を名乗っているのが、どうしても腑に落ちない。
では、トートの正体にメスを入れて、化けの皮を剥いでみよう。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 01:18| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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