
かつて、UFOの開発に携わったという故・神坂新太郎氏は、飛鳥昭雄著「完全ファイルUFO&プラズマ兵器」を読み、ルーツファイダと ユニバースメーカーを稼働させて、「アルザル人に会いたい」という想いを高波動に乗せて、強く念じたという。
1週間程するとテレパシーで連絡があり、マザーシップ(葉巻形UFO)に乗せられてアルザル人と対面したらしい。

彼らは日本人とソックリだったらしく、この話が事実であればイスラエル10支族だった可能性がある。
だが、そのアルザル人は、大昔に日本からアルザルに移住したと伝えてきたという。
確かに、古代日本人もアルザルに移動しているのだが、その話は別の機会に述べよう。
私も神坂氏が開発した「ライフコントローラー」で、部屋を高波動に満ちた独立天体にし、更にピラミッドテントの中でヘミシングを聴きながら瞑想しているが、未だにアルザル人から連絡がない。
もしかすると、外見で敬遠されているのかも知れない(笑)

さて、神仙は霊体にも肉体にもなれる為、アルザルでも肉体で現れたり、霊体として出現できる。
だが、体脱で幽体としてアルザルに行った者は、UFOなどで肉体のままアルザルに行った者とは、接触できない事になる。
であれば、体脱でアルザルに行けたとしても、イスラエル10支族やアトランティス人と交流できないのではないだろうか。
向こうからすれば、こちらは幽霊と同じだからだ。
だが、アルザルを統括しているのが霊的存在だとしたらどうだろうか。
アルザルは、この地上と同じ物質界である。
だが、物質界の本質は霊界である。
アルザルにも同じ事が言えるのではないだろうか。
知花敏彦氏が行ったヒマラヤのシャンバラ本部は、話の流れ的に物質の世界だった。
しかし、知花氏は次のようにも説明している。
「皆さんがシャンバラに入れないというのは、シャンバラという世界は、物質世界ではないからです。
すなわち、精神世界、不可視の世界、エーテルの世界ですから、あなた方がそれを意識しない限り、シャンバラを覆っている物質の世界、質量の世界しか、あなた方は見ることが出来ないのです。
だから、皆さんが、シャンバラの世界に入るには、自分を普遍に還元して、自分が完全に普遍化して、始めて皆さんはその世界に入ることが出来るのです」
(「世紀末を救う意識改革」廣済堂)

自分が普遍化するというのは、宇宙と合一する事である。
そうすると、瞑想中にしかシャンバラに行けない事になる。
ヤンセン親子やバード少将の例は、一体どう説明すれば良いのか。
注意すべきは、「シャンバラは物質世界ではない」という事である。
より具体的に言えば、アルザル(アガルタ)の首都が「シャンバラ」なのだ。
シャンバラとは、アルザルの特定の場所ではなく、霊的世界なのかも知れない。
半田広宣氏は、次のように述べている。
「普通、宇宙人というと、僕らは太陽系外の別の星系からやってきた知的生命体のように考えてしまうよね。
でも、そんな宇宙人なんてこの大宇宙にはどうやら存在していないものと考えた方がいいかもしれない。
そういうイマジネーションを働かせている間は、おそらく本当の宇宙人には決して遭遇できないと思うな。
彼らはおそらく、この宇宙ではなく、上次元の世界に存在しているんだ」
「伝説の中では地球の内部という言い方をされてるかもしれないけど、シャンバラってのはおそらく反転した地球のことを意味してるんじゃないかな。
僕らが地球の内部と呼んでいる空間が外部側に引っ繰り返って、外部側が内部になっている……。
地底王国というのは、一種の比喩だ。
そこには、僕らの意識の裏側で働いている意識体のようなものが存在している……。
そして彼らの居住する場所はあの銀河世界でもあるんだ」

イエスは「神の国は汝の中に在る」と言った。
オコツトは「肉体がマクロコスモスで、宇宙がミクロコスモス」だと言っている。
そして、人体の各器官を太陽系の諸惑星に対応させているが、オコツトによると、それらは全く同一のものだという。
具体的には、冥王星は人体の神経系統に相当し、オコツトの意識も人間の肉体に含まれたものとして存在しているらしい。
「アルザル人に会いたい」とか「アルザルに行きたい」という思いは、外側を見た観念に過ぎず、実際には自分の中にあるのだろう。

知花氏がヒマラヤで修行した時の指導者を「H大師」というが、次のようなエピソードを紹介している。
「H大師は、アメリカのボストンのストーンヘンジ公園のシャンバラの入り口で、同行の皆さんにその肉体を現されたのですが、皆さんはH大師であることに気づかなかった。
大師方に皆さん会いたがる、見たがるのですが、非常に矛盾したものであって、本来見る必要も会う必要もないもので、本来の自己というものが何なのか知らないがゆえに、会いたい、見たいと思うのです。
その方からすれば、その方はあなたであり、あなたは私であるというものであり、別のものではないから、特別にそういう方が存在するのではないのです」
「ストーンヘンジ公園のシャンバラの入り口」というのがよく分からないが、オコツトのいう「自他一体」と同じだ。
半田氏は、「完全に反転した空間認識が生まれてくれば、わたしたちは自己と他者との区別ができない空間領域に突入していくことになるのだろう」と、述べている。
ダライ・ラマは、「シャンバラは観念の世界ではなく、現実に実在する場所」と説いているが、反転した意識で見れば、その真意は、外に目を向けるのが観念の世界で、肉体の内部こそが現実に実在する場所という事になる。
本当の外宇宙は内側にある。
そこに、シャンバラもあり、アルザル人もいるのだ。
イギリスのマイトレーヤ教では、次のように教えられている。
「忘れてはならないのは、シャンバラの賢者たちの精神に同調し、その己を捨てた活動を知る者のみが、この隠された共同体を発見できるのだ」
重要な事は、自己の中に理想郷があり、それを発見する事なのだ。
この認識を深めれば、シャンバラ行きの切符を手に入れたも同然だ。
それはそうとしても、UFOでアルザルに行きたい……。