
近年の調査では、アトランティス大陸の場所を示す「ヘラクレスの柱」が、ギリシアのミュケナイを指していた事が判明している。
そして、紀元前1400年頃、ミュケナイ沖のサントリーニ島が、火山の大噴火によって一夜にして海底に没したという事実がある。
それは古代ギリシアが存在した時代と一致し、プラトンが語る「アトランティス」が、サントリーニ島であった事はほぼ間違いない。
一時はエジプトを征服したミノア文明が、アトランティス文明の正体だったのだ。
だが、そこにエノク(トート)とギザの3大ピラミッドが関係している以上、アトランティス文明は、ノアの大洪水前の文明を継承したものである可能性を無視してはいけない。
ここでまず、神話というのは天界での出来事(太陽系の天体の事象)であるが、それが時を経て、人間界に移写されるという法則がある。
アトランティスの語源は、ギリシア神話のティターン族の巨人「アトラス」にある。

アトランティスは、「アトラスの島」という意味を持つ。
つまり、アトランティスは巨人族の島だったと考えられる。
換言すると、サントリーニ島の住人は、何故か巨人だった事が窺える。
古代ギリシアが、アトランティスと戦って勝利したというプラトンの記述は、ゼウスがティターン族を倒したというギリシア神話とも符合するのだ。
アトランティス人は何故、巨人だったのか。
サントリーニ島が火山島だった為、ミネラル豊富な土壌が人間の身体的な成長を促進したのだろうか。
しかし、巨人の巨大さは、我々の想像を超越している。
巨人の島に対して阪神の島がないのは残念だが、身長3〜8メートル程の巨人の足跡やミイラが世界各地で発見されており、古代に巨人族が存在したのは事実である。

何故、そのような巨人が存在したのか。
何故、今はそのような巨人が存在しないのか。
それは、やはりアトランティスが関係しているようだ。
アトランティスの消滅によって、巨人族は地上から消滅したのだ。
元々、彼らはノアの子孫ではなかった可能性がある。
つまり、現在の地球人と起源の異なる異人類である。
それは、ノアの大洪水を免れた、エノクの街「ラピュタ」の住人なのだろうか。
サントリーニ島が水没した時、金星やアガルタに移動させられた人々がいたように、ノアの大洪水の前に、他の惑星に移動させられた人々がいた可能性は十分ある。
飛鳥説を参考にすれば、火星の巨石文明を建設したのは、「エノク・シティ」の住民だった可能性もある。

彼らが巨人だった可能性は、恐竜の巨大さと比定できる。
科学評論家の権藤正勝氏は、1Gの重力下では巨大恐竜が動けない事を定量的に証明している。
中生代白亜紀までの地球は、現在よりも重力が小さく、その為に恐竜は巨大化できたのである。
権藤氏によると、地球の重力が増大した原因は、月の捕獲にあるという。
飛鳥説では、月の異常接近と同時に、月内部からスプラッシュした膨大な水による地球膨張が、重力の増大と大洪水を引き起こし、人類や恐竜を滅亡させたという。
いずれにしても、ノアの大洪水前の地球は、現在の地球よりも重力が小さかった為に、恐竜や人間が巨大化していたと考えられている。

大洪水前には、体長30メートル以上の恐竜が沢山いた。
実は、人間のサイズも30メートルくらいあったのだ。
知花敏彦氏はピラミッド内での修行中、秘密の地下室で36体もの人体ミイラが保管されているのを目撃している。
そのミイラの身長は、25メートルにも及ぶ巨人だったという。
2004年4月には、サウジアラビアの南東にあるルブアルハリ砂漠で、全長25メートルの巨大ミイラが発掘され、インドなどでも26メートルの巨大ミイラが発掘されている。

ノアの大洪水の水は、土砂と共に降ってきたと考えられている。
それ故に、地球は泥海と化した。
砂漠の地下には、大洪水以前の文明が化石化しているのだ。
想像の域を出ないトンデモ説だが、ノアの大洪水後、エノクの街「ラピュタ」は、サントリーニ島に着陸したと私は考えている。
彼らは元地球人だが、或る意味、異星人とも言える存在だ。
彼らこそ、聖書に登場する巨人「ネフィリム」であろう。
ここで、いくつかの矛盾を解決しておこう。
ノアの大洪水前の巨人族が、何故、大洪水後の地球で生活できたのか……。
それは、他の惑星に避難している間、その惑星の重力の影響で、数百年の歳月を掛けて徐々に小型化したと考えられる。
つまり、平均身長25メートルもあったエノクの街の住民が、他の惑星で何世代かの時を経て徐々に小型化し、大洪水後の地球の重力に対応できる3〜8メートル程のサイズになった頃に、地球に帰還したと考える事が出来る。
だが、大洪水を生き延びたノアとその家族も、大洪水前からの人間である。

つまり、ノアたちも巨人族だったはずなのだ。
従って、ノアたちも巨人だったと考えて良い。
その根拠の1つとして、シュメール文明の遺産であるジッグラト(階段ピラミッド)は、巨人族が建造したと言い伝えられている。
だが、ノアたちが25メートルもの身長だったとするなら、やはり大洪水後の地球の重力に耐えられなかったはずである。
この謎について、明確な説明をする事が出来ない。
1つの可能性としては、大洪水前に地球が月を捕獲した頃から、徐々に人体の小型化が進んでいた事が考えられる。
ノアは、恐竜たちも箱舟に乗せている。
それ故、大洪水後の地球上にも恐竜は存在した。
その恐竜のサイズは、比較的小さなものなのだ。
その後、何らかの原因で恐竜の数は激減し、ノアの子孫たちは現在の人間のサイズになっていった。

一方、エノクの街は、エノクの時代にエノクと共に昇天している。
エノクはノアの曾祖父にあたる。
エノクの街が昇天したのは、ノアの大洪水よりも数百年前の出来事なのだ。
従って、地球上での身体の小型化を経験せず、他の惑星で緩やかに小型化していった。
そして、ノアの子孫たちが現在の人間のサイズになった頃、3メートル以上の身長で地球に再降臨したのだろう。
結論として、ノアの子孫の現人類は、巨人族と同じ祖先を持つ同種族という事になる。
同種族ではあるが、巨人族はノアの大洪水を経験せずに、他の惑星生活を経験した「異星人の子孫」という言い方も出来るのだ。

エノクの街は、大洪水前のエノクの時代に昇天し、私の仮説ではそれが大洪水後のサントリーニ島に着地した。
そして、サントリーニ島の大噴火により、エノクの街は再び昇天したのだ。
「アトランティスの主要部が異次元に転移」したというアリオンの話は、エノクの街の2度目の昇天を指しているようだ。
つまり、エノクの街は、大洪水の前と後に2度の昇天を経験しているのだ。
エノクの街の昇天が「天空の城ラピュタ」の題材になっている通り、完全にSFの世界である。
大陸移動であれば物理的に起きている自然現象だが、島が飛翔するというのは尋常ではない。
鳥の飛翔、昇天ではない。島の飛翔、昇天である。

まさか、火山の大爆発がロケットのジェットエンジンの役目を果たして、島が宇宙に飛んでいったという事ではあるまい。
本当にそのような出来事があったのだろうか。
もし、あったと考えるなら狂気の沙汰だ。
だが、その狂気の発言で、「心の法則」の真理を説いたルシファーの預言者がいる。
その男の名は、イエス・キリスト。
「心の底から信じ切れば、山さえ動かせる」と説いた。

これを非科学的だと笑うのは非科学的である。
山も素粒子の集合体で、実体は10万分の1であり、究極的には山も空間も同じものである。
従って、山が動いても不思議ではない。
念力で物品を移動させる超能力と、原理は同じである。
しかし、イエスはその見本を見せられなかった(笑)
スウェデンボルグによると、霊人が精霊界から霊界に渡る時、遠くの山が急接近してきて、大轟音と共に山が真っ二つに裂けるという。
これは、モーゼの紅海割れを超える奇跡だが、霊界で起きることが物質界で起きても不思議ではない。
物質は非物質で構成されているからだ。
従って、島が飛翔する事も有り得ない話ではない。
だが、島の飛翔は、自然界の法則外の異常現象であることは事象である。

アリオンは謎の言葉を残している。
「地球は既に二度の大きなDジャンプを経験しているが、これ以上は無理だろう。
Dジャンプは起こしてはいけないものだ、ということだけ説明しておこう」
Dジャンプとは、「ディメンション・ジャンプ」と呼ばれるもので、北川恵子氏を中心とするアートライン・プロジェクトは、「時空を力技でねじ曲げることで行われる一種の荒治療であるようにも思われる」と推測している。
その2度のDジャンプが、「エノク・シティの昇天」を指しているのかどうかは不明だが、エノク・シティの昇天が現実に起きた可能性を示唆している。
物理的な法則に反して、島が昇天したのだ。

だが、「昇天」がイケないという意味ではない。
飽くまでも、宇宙の法則を破った昇天がイケないという事である。
そして、現在、地球自体が昇天する時期を迎えている。
キリストの昇天を「アセンション」というが、次元上昇によって、地球は昇天するのだ。
十字架に磔になったイエスよろしく、グランドクロスで磔にされた地球も昇天するのだ。
アセンションについては別の機会に詳述するが、アリオンやオコツトの話によると、地球のアセンションは確実ではない。
アセンションの成功は、「ルシファーの復活」に掛かっているという事だけ伝えておく。
だが、反キリストが存在する限りは心配はない。