2010年05月26日

ゾロアスター教の起源とスキタイ人の祖「スメラ族」の謎

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『アヴェスタ』の根幹となる「ガーサー」は、紀元前15〜12世紀に原型が成立していたという学者もいる。
従って、ゾロアスターの在位を紀元前15〜12世紀頃まで遡らせる説もあるが、それはどうも腑に落ちない。
ゾロアスターは紀元前6世紀頃、インド・ヨーロッパ語族で既に信仰されていたアフラ・マズダーを「善神」と定め、「善悪二元論を体系化した人物」という事が出来るのではないだろうか。
バクトリアは建国以前、アッシリアが分裂して出来た「メディア王国」だった。

メディア人もインド・ヨーロッパ語族のアーリア系に分類されるが、その中の「マゴイ族」は祭司階級だったとされる。
ゾロアスター教の祭司を「マギ」と言うが、やはりゾロアスター教の起源は「メディア王国」にあったのだ。
ちなみに、マジック(魔術)の語源も「マギ」に由来する。
幼稚な手品で笑わせてくれるマギー審司の「マギー」の由来は、師匠のマギー司郎だが、その師匠はマギー信沢。
「マギー」はマーガレットやマグダレンなど、女性の名前の愛称だが、恐らくゾロアスター教の魔術師「マギ」を掛けており、やはり「マギー」は継承されている。

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また、メディアのいくつかの部族名は、黒海周辺のスキタイ人と一致。
ヘンリー・クライスト説では、スキタイのルーツは「ヒッタイト」である。
ヒッタイトには白人系の原住民がいた。
根拠は神仙組で発表済みだが、そこにシュメール人の一部が移住した可能性が高い。
しかし、征服ではなく、併合という形を取ったらしい事も分かっている。

彼らは、世界初の製鉄民にして騎馬民族。
聖書では「ヘテ人」として登場するが、アブラハムがヘテ人を敬っている場面がある事を考えると、ヒッタイト人は只者ではない。
シュメール王国には、アブラハム出身の「ウル」以外に、主に10の都市国家が存在した。
ウルは「牛」の意で、ヒッタイト人も「牛」を象徴する民族だった。
シュメール王国には「ウルク」という都市があったが、そこにヒッタイト人の出自を求められなくもない。
或いは、アブラハムが神権を継承した神官(預言者)だったのに対し、ヒッタイト人はシュメール王国の王権の継承者だった可能性もある。

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私は彼らを「スメラ族」と名付けている。
真相は神のみぞ知るところだが、メディア王国を支配したスキタイ人は、ヒッタイト原住民との混血でアーリア化した「元シュメール人」だったのだ。
つまり、ゾロアスター教の源泉は、セム族「シュメール系ヒッタイト人」にあった可能性が濃厚だという事である。
彼らが「有色アーリア人」及び「スキタイ族」の祖となったと、私は考えている。

ゾロアスター教の占星術も、シュメールの叡智だと考えれば合点だ。
そもそも、ゾロアスター教発祥の地は、シュメール文明を継承するメソポタミア文明の土壌であり、アッシリア人も「セム族」だった事を忘れてはならない。
そして、アーリア人が中東やインド亜大陸に進出したのは、歴史の必然であった。

「セムの神、主を讃えよ。カナンはセムの奴隷となれ。
神がヤフェトの土地を広げ、セムの天幕に住まわせ、カナンはその奴隷となれ」

(「創世記」第9章21-27節)
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 14:57| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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