2010年05月26日

一神教の成立と古神道の謎

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世界初の一神教を生み出したアマルナ改革は、政策の一環だったという説が有力視されている。

アリオンは次のように語っている。

「私の目から見ると、一つの神か、多くの神かという問題は、かなりの点でその宗教の元々興った土地の力に関係があるようだ。
この土地の力というものは、何か測定して測れるようなものでは無く、そういう意味でも、話し難いものではあるけれどね。
例えば、土地の力が強い場所は火山地帯に多く、水の清く多い場所であると言えるね。
土地の力が強い場所では、多くの神が現れる。
土地の力が強い場所は、人間同士の結びつきも自然と強くなり、競争で勝つことのみが勝利を決定しはしないという文化が生まれやすくなる。
土地の力が強い場所では稲作が行われる傾向が多い。
聖書で言えば、彼の地には元々多くの民族神が存在し、それらの神々に勝る神として、新しくキリスト教が興されたのであるから『唯一』という言葉が必要であったとも言える。
また、狩猟民族に多く言えることだが、競争して勝ち残り、ナンバーワンになるということが、彼らに勝利を意味していたのだよ。
前述の土地の力で言えば、力が弱い場所で興った宗教がキリスト教だったと言えるね」


引用が少し長くなったが、どうでも良い話でもあった。

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ちなみに、砂漠は土の力が弱い為に、エジプトで一神教が誕生したのだろう。
では、エジプトがもともと多神教国家だったのは何故か。
地球が何度もポールシフトを経験していることを考えると、アマルナ改革以前のエジプトは砂漠ではなかったのだろう。
尚、イスラエル民族がもともと多神教だったという事は、『旧約聖書』を教典とする「ユダヤ教」「キリスト教」「イスラム教」は、実は本質的に多神教である。
その証拠に、「神々」という表記や、神が「我々」と言っている箇所がある。

また、「アドナイ」や「エロヒム」といった絶対神の名前も、神の複数形である事は既に述べた通りである。
聖書は「唯一神」を作り上げる為に、主神以外の神々を「天使」と位置付け、異教の神々に「悪魔」のレッテルを貼ったのだろう。
同様の事は日本神話にも言える。
聖書を編纂したのはユダヤ人だが、日本の歴史を改竄して記紀(古事記・日本書記)を編纂したのもユダヤ人。
だが、よく言われるように、ユダヤ教が「神道」になったのではない。

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少し話がそれるが、シュメール王国には「牛族」と「竜族」がいたと言われる。
両者は仲が悪く、対立していたらしい。
言ってみれば、「マルドゥク」と「ティアマト」の関係である。
シュメール王国滅亡後、牛族だったアブラハムから「イスラエル民族」と「アラブ民族」が派生し、イスラエル2支族が「ユダヤ人」となった。

一方、ヘンリー・クライスト説では、竜族はバビロニアやインド亜大陸、アメリカ大陸などに散らばり、その一部がやがて日本列島の原住民となった。
飛鳥昭雄氏によると、モルモン教の教義では、ネイティヴ・アメリカンもイスラエル10支族の末裔らしいが、それは疑問だ。
民族の特徴が顕著に顕れるY染色体の遺伝子で、イスラエル民族は「YAP(-)因子」を持ち、ネイティヴ・アメリカンは「YAP(+)因子」を持っていると言われているからだ。

天皇を「スメラギ」というが、スメラ(シュメール)ギ(王)を意味し、ヤマトの語源も「ティアマト」にあるようだ。
その他、ソロモンの時代のユダヤ人やフェニキア人、エジプト人なども、船で日本に渡海していた事が明らかになっている。
従って、彼らの一部が、アメリカ大陸にも渡った可能性は否定できないが……。

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日本は火山国で土地の力が強い上に、多神教民族の坩堝と化し、アニミズム的な汎神教が成立していった。
これが、日本固有の縄文神道と呼ばれるものだ。
だが、「神道」が伝来したのは弥生時代である。
神道のルーツは原始ヒンドゥー教で、アショカ仏教と共に日本にもたらされた。
それを日本にもたらしたのは、インドから渡来した「イスラエル10支族」と「ユダヤ人」だった。

これは、アリオンの話を基に、歴史言語学者の加治木義博氏の説を発展させた「ヘンリー・クライスト説」である。
両者は対立しながらも「神道」が形成されていき、やがてイエスの使徒の末裔が渡来。
彼らは、アラム語(イエスの時代のユダヤ人言語)で神の民を意味する「ヤ・ウマト」と呼ぶが、「ヤマト」と偶然の近似を見せた。
従って、「ヤ・ウマト」は「イスラエル10支族」ではない。

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ユダヤ人だった「ヤ・ウマト」は、先に渡来していた卑弥呼のユダヤ部族を天皇家とし、大和朝廷を樹立。
神社神道を形成して、陰陽道の呪術によって「イスラエル10支族」を封印した。
故に、ガド族は天皇家になれなかったのだ。
ちなみに、イスラエル10支族の母国である北イスラエル王朝の首都は「サマリア」だったが、スメラミコトはヘブライ語で「サマリアの王」を意味するという説もある。

そして、ヤ・ウマトはユダヤ教の奥義を以て、八百万の神を天照大神の分身とし、多神教だった神道の裏の顔を一神教としたらしい。
従って、天照大神は、男神「イエス・キリスト」と女神「卑弥呼」の陰陽で形成される。
奇妙な組み合わせだが、当然それだけではない。
天照大神の陰陽は、実の夫婦で形成されている。
王位継承の証を持っていたガド族の大王も、贖罪神として「イエス・キリスト=天照大神」の顔を持ち、ヤ・ウマトはその偉大な名を残しつつ、その「封印した大王」の子孫を名乗っているのだ。

そして、その大王の子が事実上の「初代天皇」となったが、彼も「天照大神」として祀られている。
その親子ともに「神武天皇」であり、その王位を争奪した人物もまた「神武天皇」とされている。
この日本史のトリックを暴くのには苦労したが、詳細は神仙組で発表する事にしたい。
話が逸れてしまったが、次はエジプト神話に話を戻そう。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 14:05| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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