
第18王朝のファラオ「ツタンカーメン(トゥト・アンク・アメン)」も、名前に「アメン」を付けている。
「アンク」は生命を象徴するアンク十字。
「トゥト」はトート、またの名をエノクという。
エノクはノアの大洪水以前の時代、「3大ピラミッド複合体」と「大スフィンクス」を建造したと言われる預言者である。
エノクは錬金術の祖「ヘルメス・トリスメギストス」としても崇められている。
その姿は、スフィンクスを暗示する獅子の頭で描かれ、左手にアンク十字架を持ち、右手には蛇が絡み付いた槍を持っている。
それ故、ツタンカーメンの黄金のマスクには、蛇の装飾が施されている。
蛇が絡み付いた槍は、「生命の樹」に絡み付いたルシファーの象徴である。
ファラオは太陽神「アメン」の子であり、キリスト教で言えば御子「イエス・キリスト」に対応する。
だとすると、イエスは「ルシファーの預言者」だった事になる。

事実、十字架に架けられたイエス・キリストは、「生命の樹」やモーゼの旗竿に絡みつく蛇(ルシファー)の象徴であり、イエスはこう語っている。
「蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい」
従って、次の等式が成立する。
太陽神「アメン=バアル=ルシファー=イエス・キリスト」
蛇には「善い蛇=イエス・キリスト」と「悪い蛇=ルシファー」の2種類存在すると言われている。
確かに、同じ「蛇」でも裏表の二面性があり、「イエス・キリスト=ルシファー」だと短絡的に決めつける訳にはいかない。
だが、そこに聖書のトリックがあるとすれば、意外な事実が明るみとなる……。