2010年05月26日

太陽神「アメン」と木星神「バアル」の一致

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シュメール文明の祖がノアの長男「セム」だったように、エジプト文明を開いたのはノアの次男「ハム」の子「エジプト」だった。
ハムには「クシュ」「エジプト」「プト」「カナン」の4人の子がいたが、次男のエジプトがエジプト文明の祖となり、カナンの子孫が「カナン人」と呼ばれるようになる。
ハムとカナンは、或る事件によってノアの怒りを買い、追放されてしまった。

「セムの神、主を讃えよ。カナンはセムの奴隷となれ。
神がヤフェトの土地を広げ、セムの天幕に住まわせ、カナンはその奴隷となれ」

(「創世記」第9章21-27節)

ヤフェトはノアの三男でコーカソイド(白人種)の祖となった。
ヤフェト族は、セム族の土地であるアジアにまで領土を広げ、セム族のイスラエル人はカナンの地を略奪した。
確かに、ノアの言った通りに歴史は動いている。
では、「セムの神、主」とは何者か。
それは、メソポタミアの主神「マルドゥク」に他ならない。
マルドゥクはやがて、「バアル」として信仰されるようになった。
メソポタミア文明の影響下にあったパレスチナ地方のカナン人も、バアルを信仰していた。

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一方、古代エジプトも多神教国家だが、最初に創造神「アトゥム」がいた。
アトゥムは様々な神を生み出し、後に太陽神ラーと習合して「ラー・アトゥム」となった。
そして、「日の出」「天空」「日没」という太陽の3つの属性から、太陽三神が考え出され、三位一体の太陽信仰が確立された。
「ラー・アトゥム」以外に、大気の守護神「アメン」もラーと習合して「アメン・ラー」となり、「ケプリ」という太陽神も生み出された。
ケプリは「日の出の神」だとされているが、「生命の樹」の三本柱に対応させると、次のようになる。

中央の柱が最初に現れた神=日の出の太陽神「アトゥム」
右側の柱=天空の太陽神「アメン」
左側の柱=日没の太陽神「ケプリ」


いずれも、「ラー」の一形態である。
ルシファーを象徴する「明けの明星」を掻き消す日の出の太陽神「アトゥム」は、まさに「ヤハウェ」である。
その名の通り、「アトゥム」は「アトン」の語源となっているようだ。

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日本神道も多神教にして、最高神は太陽神「天照大神」。
ファラオが「太陽神の子」を名乗ったように、天皇も「天照大神」を皇祖神としている。
また、神道の太陽神も三位一体で構成されている。
『古事記』の冒頭に登場する元初三神である。

「天之御中主神」
「高御産巣日神」
「神産巣日神」


日神は即ち太陽神。
『旧約聖書』を聖典とする3大宗教の中で、キリスト教だけは一神教ではない。
厳密に言うと、「御父ヤハウェ」「御子イエス・キリスト」「聖霊ルーハ」の三位一体となっている。
これに、「元初三神」と「エジプトの太陽三神」を対応させると、次の等式で結ばれる。

「ヤハウェ=天之御中主神=アトゥム」
「イエス・キリスト=高御産巣日神=アメン」
「ルーハ=神産巣日神=ケプリ」


飛鳥昭雄氏によると、「イエス・キリスト」と「高御産巣日神」が対応するのは偶然ではないという。
高島屋のマークにもなっている「高」の旧字は、「生命の樹」を表しており、上部の三角形の屋根から覗く「目」は、「ピラミッド・アイ」となっている。

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これは、一般的に「ヤハウェの目」と呼ばれるが、「ヤハウェ=イエス・キリスト」。
また、絶対三神を3大ピラミッドに対応させると、「アメン=イエス・キリスト=第1ピラミッド」となるが、「高」の旧字の上部の屋根は、第1ピラミッドの「重力拡散の間」の頂上部を象り、下部は「玄室に置かれた石棺」。
蓋のない石棺は、「復活=イエス・キリスト」の象徴である。

アメンは「イエス・キリスト」である。
キリスト教で「アーメン」と唱えるのは、アメン信仰の名残ではないだろうか。
どうもこれは、意図的に仕組まれているようだ。
太陽神「アメン」は、第11〜第30王朝までの約1700年間、神々の主神としてエジプト文明の中心に位置付けられてきた。

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但し、紀元前1670年頃、メソポタミア地方で覇権を握っていたヒクソス人がエジプトを征服し、第13〜17王朝まではヒクソス人がファラオに君臨していたらしい。
ヒクソス人がエジプトを侵攻した頃、ヤコブ(イスラエル)の息子「ヨセフ」がエジプトに移住し、宰相の地位に昇り詰めた。

ノアから神権を継承したのはセムである。
ヨセフはセム直系の子孫であり、神権を持った正統預言者であった。
つまり、ヨセフ(イスラエル民族)の主神は「マルドゥク=バアル」なのだ。
それが意味する事は、「バアル」と「アメン」が同一神であるということ。

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片や木星神、片や太陽神……一体どのような接点で同一視できるのか。
アテネ博物館の牡牛像やペルセポリス石の牡牛像には、十六弁菊家紋が施されている。
牡牛はバアルの象徴だが、この十六弁菊家紋は、バアル信仰が盛んだった古代オリエントに多く見られ、そしてエジプトでも見られる。
また、中世の壁面で、イエス生誕の時にこの紋章を手にしているものが多い。

言うまでもなく、十六弁菊家紋は天皇家の家紋でもある。
『竹内文書』の解読で知られる高坂和導氏によると、十六光条の日章紋が十六弁菊家紋に変化したという。
つまり、菊家紋は「太陽の紋章」なのだ。
神話を外して考えれば、太陽系の主神は誰が考えても太陽である。
バアルは「太陽神」としての顔も持っているのだ。
太陽神「アメン」は、「アモン」とも発音されている。

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イスラエル人は、「黄金の子牛像」を作ってヤハウェの怒りを買ったが、その子牛像の名前も「アモン」。
彼らは牛神「バアル」の偶像を崇拝していたが、ここでも「バアル」と「アモン」が結び付く。
更に、フェニキア人やシリア人は、バアルを太陽神「メルカルト」として崇拝していたという事実もある。

エジプトで永らく信仰されてきた太陽神「アメン」の正体は、セム族の主神「バアル」だったのだ。
実際に、ギリシア人は「ゼウス」を、ローマ人は「ユピテル(ジュピター)」を、アメンと同一視している。
更に、バアルとルシファーが同一神であれば、ルシファーも太陽神「アメン」だと言っても過言ではない。
悪魔術で、ルシファーを召喚する呪文の最後にも「アーメン」を唱える。
だとすると、「イエス・キリスト」と「ルシファー」が同一神という事になる。

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更に、ルシファーの象徴である「明けの明星」を「太陽」に置き換える事も出来る。
そうすると、明け方に昇る日の出の太陽神「アトゥム」が「ルシファー」に対応し、御父「ルシファー」と御子「イエス・キリスト」という関係になる。
実は『日本書紀』の冒頭に、それを示唆する記述があるのだが、シリウスが御父「ルシファー」で、太陽が御子「イエス・キリスト」とも言える。
また、太陽神アモン(バアル)は牡牛座でも象徴されるが、その時々で象徴するものが変化する事に注意して頂きたい。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 11:28| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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