2010年05月26日

幽界の仙人「ヤハウェ」の謎

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「紅海割れ」などの度重なる奇跡を起こし、イスラエル民族をエジプト脱出に導いたヤハウェの正体が火星だった可能性もあるが、やはり彗星「ヤハウェ」だった可能性が高い。
NASAがこの彗星に「ヤハウェ」というコードネームを付けたのも、その事に由来するに違いない。
では、モーゼが授かった預言は、彗星「ヤハウェ」からのテレパシーだったのだろうか。
否。少なくとも、モーゼに「十戒」を与えたヤハウェと名乗る存在は、どう考えても彗星神でもなければ、天地創造神でもない。

「あなたはわたしのほかに、ほかの神があってはならない」

その理由は、ヤハウェが「妬む神」だからだという。
この記述から分かる事は、ユダヤ教は神は1つしか存在しないという思想なのではなく、「ヤハウェ以外の神は認めない」という事である。
そして、アシュトレトやバアルを崇拝していたイスラエル民族に対して、嫉妬と怒りを以て偶像崇拝を禁止した。
果たして、天地創造主たる絶対神が、排他的で自己顕示欲が強く、妬みや怒りの念を持つのだろうか。
自ら「神」を宣言し、天界で反乱を起こして追放され、嫉妬と怒りで人類に災いをもたらす堕天使ルシファーに似ているのは気のせいだろうか。

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『日月神示』には次のように示されている。

「神に怒りはないのであるぞ、天変地異を神の怒りと取違ひしてはならん。
太神は愛にましまし、真にましまし、善にましまし、美にましまし、数にましますぞ。
また総てが喜びにましますが故に神に怒りはないのであるぞ。
若し怒りが出た時は、神の座から外れて了ふのであるぞ」


そもそも、「十戒」とは十の戒律の事だが、『日月神示』には「神界に戒律はない」と示されている。

「仙人と申すものは如何に高度なものであっても、それは幽界に属す。
仙人界には戒律があるからぞ、神界には戒律なし、戒律ある宗教は滅びる」


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仙人といえば奇跡を起こすのが定番だが、『日月神示』には次のように示されている。

「霊覚者や行者の中には奇跡的なことや非常識な行動をする者がよくあるぞ。
一般の人民はそれに騙かされることがよくあるぞ、何れも下級霊の仕業であるぞ。
正神に奇跡はない、奇跡ないことが大きな奇跡であるぞ、奇跡するものは亡びる。
高級霊は態度が立派であるぞ、わかりたか」


『旧約聖書』の「列王記」で、熱心なヤハウェ信仰者だった預言者「エリヤ」は、バアルの預言者450人を集めて対決した。
薪の上に生贄の牛を乗せ、神に祈って火を付けるという対決である。
そこで、バアルの預言者が祈ったが火は付かなかった。
続いて、エリヤがヤハウェに祈ると、天から火が降ってきて全て焼き尽くした。
イブリース(ルシファー)の体も火であり、天から降ってきた火はまさに堕天使ルシファーを象徴しているようで、ヤハウェの正体が「ルシファー」である事を暗示しているようだが、気のせいだろうか。

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それは兎も角、エリヤはバアルの預言者450人を殺し、十戒の「殺すなかれ」を破っている。
更に、エリヤは死なずに昇天した。肉体のまま天に昇っていったというのだ。
これが事実であれば、エリヤは亜空間の仙人界に入ったと考えられるのだが、どうだろうか。
同様に、モーゼも肉体のまま昇天した可能性がある。

「モーゼは死んだとき百二十歳であったが、目はかすまず、活力も失せていなかった」
(「申命記」第34章7節)

一体どのように死ねば、目もかすまず、活力も失わないのか……。

「主の僕モーゼは、主の命令によってモアブの地で死んだ」
(「申命記」第34章5節)

ヤハウェによって特殊な処置が施されたのだろうか。
更に、次のようにある。

「主はモーゼをベト・ペオルの近くのモアブの地にある谷に葬られたが、今日に至るまで、誰も彼が葬られた場所を知らない」
(「申命記」第34章5-6節)


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何と、モーゼを埋葬したのはヤハウェだというのだ。
モーゼは一度死んで復活し、不老不死の仙人となって、亜空間に消えたのではないだろうか。
それを示唆する記述もある。

「イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。
見ると、二人の人がイエスと語り合っていた。モーゼとエリヤである。
二人は栄光に包まれ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。
ペトロと仲間は、ひどく眠かったが、じっとこらえていると、栄光に輝くイエスと、そばに立っている二人の人が見えた。
……(中略)……
雲が現れて彼らを覆った。彼らが雲の中に包まれていくので、弟子たちは恐れた」

(「ルカによる福音書」第9章29-34節)

何と、イエスの前に、古代の預言者「モーゼ」と「エリヤ」が出現したというのだ。
これは、モーゼとエリヤの霊ではない。「二人の人」と明記されているからだ。

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しかも、ペトロとヤコブとヨハネの3人が、この場面を目撃しているのだ。

「彼らが雲の中に包まれていくので、弟子たちは恐れた」

もし霊視なら、そんなに恐れる必要もないだろう。
つまり、このエピソードは現実の光景だった事を示している。
神隠しなどの人間消滅事件の目撃談は古今東西に多数あるが、人間がピンク色の雲に包まれて、空間に溶け込むように消えるという共通点がある。
亜空間に消える時には、何故かピンク色の雲が現れるのだ。
モーゼとエリヤも雲に包まれて、イエスの前から姿を消している。

しかも、その場所は山である。
やはり、モーゼとエリヤは仙人になっていたのではないだろうか。
イエスも様々な奇跡を起こし、死後復活して肉体のまま昇天し、「雲に隠れて見えなくなった」と記録されている。
だが、『日月神示』には「しかし神界にも仙人的存在はあるぞ」と示されているので、決して私はモーゼやエリヤやイエスを揶揄している訳ではない。
少なくとも、聖書を支える重要な預言者たちである事には間違いない。
posted by ヘンリー・クライスト(夢蛇鬼王) at 08:57| Comment(0) | 【第1章】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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