
アリオンは次のように自己紹介している。
「光よりの光、オリオンの最上の帯としての光より来たりて伝える、我が名はアーリオーン、愛と光の天使」
「光の天使」とは…まさにルシファーと一体である事を物語っているが、更にアリオンはこう語っている。
「私は、オリオンM42を中心とし、ベテルギウスを母胎とする神霊である」
「私はシリウスを軸に、この太陽系を含むオリオン星系を司るエネルギーであり、あなたがたと私の関係は、あなたがたの身体にたとえて言えば、あなたという主体とあなたの神経細胞一つとの関係に似ている」
M42はオリオン座の三ツ星の南の小三ツ星の中央にある星雲で、ベテルギウスはオリオン座α星で、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとで冬の大三角を形作る恒星である。
オリオンM42を中心とし、ベテルギウスを母胎とし、シリウスを軸とする……解釈の仕方が困難だが、要するにアリオンは、オリオン座と冬の大三角形を結ぶベテルギウスを母胎とするオリオン星系の意識体なのだろう。
我々の太陽系の太陽を除いて、シリウスは地球から観測される最も明るい恒星である。
シリウスは「太陽の背後の隠れた太陽」と呼ばれ、地球上から最も輝いて見えるのは金星ではなく、実はシリウスなのだ。
そして、シリウスの語源はギリシア語のセイリオスで、その意味は「焼き焦がす」又は「光り輝くもの」である。

シリウスはルシファーでもあるのだ。
やはり、アリオン(ミカエル)とルシファーは、切っても切れない関係にあるようだ。
そして、シリウスとベテルギウスとプロキオンで形成される「冬の大三角形」は、カバラでいう「至高の三角形」を象徴している。
冬の大三角形の中には天の川が横断しているが、天の川は雲状の光の帯である。
「オリオンの最上の帯としての光より来たりて伝える」というアリオンの言葉は、天の川を指しているのだろうか……。

そして、冬の大三角形の中には「一角獣座」が存在する。
一角獣とはユニコーンの事で、ロスチャイルド家の紋章にはライオンと対で描かれている。
これは皇室の獅子と狛犬に対応し、獅子座と一角獣座を象徴している。
また、至高の三角形の中に一つ目を描けば、フリーメーソンのシンボルでもある「ピラミッド・アイ」になる。
これは「ヤハウェの目」とも「ルシファーの目」とも呼ばれているが、どちらも正しい。
ユニコーンは凶暴で無敵、それ故に自らの力を過信する傲慢な野獣で、「救世主」と「悪魔」の両義性を持つ象徴だとされている。
そして、ピラミッドとオリオン座の関係といえば「オリオン・ミステリー」が有名である。
いままでを通してあなたと対話をしてきて、ロマンティストな方だと感じています。
感性を大切にされているのでしょうか。
このようなやりとりに抵抗を感じるようでしたら、控えます。
実際、あなたのこころにどこまで侵入していいか、測りかねてもいるし、なるべくあなたを傷つけない方法で共同作業を続けたいと思っています。
ただ、何に向かって歩調を合わせるのかが、わたしも判っていません。
わたし的にはアリオンには霊的魅力を感じていません。
ヌース理論は巨大に難解であるゆえに、委ねきることに防衛本能が働きます。
断片的な言葉や印象によってしか感じられない世界、それは個人個人の性質によって異なるイメージを与えられていると感じています。
破地獄の種子さんは、感性によってその世界から生命活動に必要なエネルギーを抽出しているのでしょうね。
その需給関係が釣り合っているときはうまくいくのでしょうが、不均衡になるとさまざまな支障をきたします。
あなたなりの運用があるのでしょうから、このくらいで中断しましょうか?
そちらから、質問していただくように変えてみましょうか?
ところが、何を質問していいかも解らないので期待に応えられず、すいません。
続けたいとも思いますが、オクトさんの求めるものに到達できるか不安です。もちろん気になったことは、質問させていただきます。
そうそう、歌うたいのバラッドは斉藤和義でしたね。
無意識と意識の間で、委ねてみましょう。
そうですね。
目標到達点は、あなたが集合無意識やアカシックレコードから必要なものを手に入れられるようになることです。
閣下のように。
オクトさんは何を求めているのですか?
超人ですか、神秘体験ですか、ご自分の宗教(?)の証明ですか?
しかし、西行のあの歌が強く意識を縛り始めたのが21世紀に入ってからでした。
あの歌、アサバ氏にもK氏にも、破地獄の種子さんと同じように共有している、あるいは縛られているという感触を得ています。
せめて死に時くらいは自分で決めたいという感じですか。
それを共有しているあなたは、わたしと同類項なのではないですか?
その場所を守る― その時が来るまで。
その宿命に生きている。
でも、遅いと感じている。
それが十二神軍が来る時なのですね。
わたしも何かの不都合が起こっているような感覚に苛まれています。
起動するものが起動していないというか、起爆装置のようなものが故障しているとでもいうか。
誰かがするだろうと特に決めていなかった重要な役目。
かつてのコンピューター2000年問題のような。
わたしが閣下の執筆を重要視しているのもその直感が根底にあるからなのです。
何かが起きなければいけない、起きるはずだ、起きないのはどれかのスイッチが入ってないからなのだ・・・・と。
わたしが何になりたいかは、その後に考えることのような気がしています。
当然自分も悟ってはいないのですが、願望かもしれませんが・・・
自論の欠陥はなかなか自覚しにくいものです。
神という概念に隔たりがあるようですね。
わたしはあなたについてよく知らないので、あなたとの違いが分からないのですが、あなたはわたしの考え方のクセのようなものが見えていると思います。
なぜ、そう思うのか理解できない点について列挙していただけると有り難いのですが。
今夜はこれくらいにしましょうか。
おやすみなさい。
ありがとう。